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「先駆け同い年」転職を真剣に考え始めた話 #2

転職を真剣に考え始めました(2年ぶり2度目)。
どんな人に、どんなことを相談し、何を考えたのか。果たして、本当に転職をするのか!?
ウジウジと悩むアラサー男子の転職への道。
(Since 2020.08)

転職への道。2人目となる相談相手は「先駆け同期」。
同業種で、同い年。そんな仲間意識の元知り合ったSくん。そんなSくんは、今年の1月に先駆けて業界を離職。都内のベンチャー企業に転職した。
噂では聞いていたものの、ちゃんと話が聞けていなかったのでこのタイミングで話を聞いてもらうため、そして彼の転職談を聞くために食事に誘ってみた。

転職して西麻布に住んでいると聞き、amazonでメリケンサックを探し、危うく購入ボタンを押しそうになった食事前夜の自分の姿は思い出したくもない。

そして当日。
代々木上原の駅前カフェで夕食を食べながら話そうということに。このご時世、外食することが減ったので、カフェに入るだけでちょっとテンションが上がる。

「まず、一番に言えることは間違いなく辞めてよかったな、とは思っているよ」
いきなり、グーで殴られる。
「毎日学ぶことばっかり。自分がいかに今まで何もできていなかったのか身に染みて感じるよ」
次は、アッパー。
痛いよ、痛すぎるよ。僕も明日、辞職届を書いて部長に渡せばいいかな。

■羨ましいほどの"運"

Sくんが転職を考え始めたきっかけは、「ビジネス経験値」がこのままだと積めないと言う危機感だった言う。これは、僕が働いている業界に新卒で就職した全ての人が悩でいることなのだが、新卒も新戦力としてみなされるこの業界では、「入社後○ヶ月間の研修」と言うものがない。社会人としてのノウハウは全て先輩、上司の背中をみて学ぶ。学ぶ背中もない中で担当を任されてしまうことも珍しくない。

「今のままだとやばい」
この危機感がSくんを突き動かしたきっかけだった。そして行動に移した。

退職を伝えた時の上司の言葉は、「僕がSくんやったら同じ決断するわー。」だったと言う。先輩方にも、自覚はあるらしい。

行動に移したSくん。
ちょうど同時期に人材会社に転職したという友達に連絡すると、その友達の実績のため、その人材会社の社長と話してみることになったという。
そこから話はトントン拍子で進み、その社長が現職の社長を紹介してくれ、四者(Sくん、人材会社の社長、現職の社長、現職の当該部署マネージャー)面談(15分間)で決定したという。
なんや、そのテンポ感。本人も笑っていたが、「運がよかったんだよねー」と。
良すぎやろ。

その社長。「自分の経験のため、よい経験が積めたら辞めて、また今の業界に戻ってチャレンジしたい」と言うSくんの希望を汲んだ上で即決してくれたそう。
素晴らしい出会いに恵まれたSくん、羨ましすぎるよ…。

■「結局は自分が何したいかに尽きるよね」

「結局は自分が何したいかに尽きるよね。で、何かしたいことあるの?」

Sくんが転職を決めた理由の一つが「ビジネスの経験値を高めたい」ということだった。つまり「自分の市場価値を高めること」。
そして、自分の市場価値を高めた暁にはまた業界に戻ってきて、それ相応の立場で仕事をしたい、と話していた。

自分はどうだろう。
自分のしたいこと。一番はやはり業界を離れて、外の世界で働くこと。それこそSくんのように新しい世界で、新しい発見をして、「辞めてよかった」と、成長を実感したい。
その成長が、いつか自分がやりたいことの力添えになっていて欲しいと願っている。

結局は「あなたは、なんのために働くの?」と、問われているんだと思った。「働くこと」の持論は、結局は「自分のため」だと思っている。

正直、自分は「社会のため」とか「会社のため」とかにベクトルを向けて仕事ができているかと言われればそうではない気がする。まだ、「自分のため」と自分にベクトルを向けて仕事に向き合っている段階だと位置付けている。これから、ライフステージが変化していくにつれてそのベクトルを調整していけば良い。

ただ、そう考えている自分にSくんが言った

「自分の市場価値を高めること=会社の価値を高めること」じゃない?

という言葉は、印象に残った。
「たとえ、ベクトルが自分に向いていたとしても、自分の価値がそのまま会社の価値につながると思えば、その辺難しく考えなくても仕事に向き合えると思う。」
たしかに、その通りかもしれない。
今の自分は、「組織が目指すもの」と「自分が目指すもの」が一致しなくて、「これでいいのか!?」と足踏みしている状態だ。

うじうじ悩んでないで、とりあえず自分と向き合おう!

■悩みはどこも一緒や!

一通り、転職について語り合ったあと。
コーヒーとデザートを頼んだタイミングで、話はSくんの元職場と自分の現職の比較話に。
結論から言うと、「どこも悩むことは一緒やなー」と、この日一番盛り上がりました。
「これは、誰がやってたん?」
「え、これも担当してたん?やば」
「それは手回らんよなー」
「なるほどねー、そうすればいいのか」
「それいいなー、うちもそうなればいいのに」

話は尽きません。
同世代最高。
なんで辞めちゃったの。
一緒に働いてたらがんばれた気がする。

==

先立って、業界を飛び出し転職を果たしたSくん。
総合して、Sくんの話を聞いてやはり自分も他業種への転職願望が高まった。

1度目の転職は、自分で言うのはおこがましいが同業種への「ヘッドハンティング」だった。よく知る世界だったし、誰もが「それは行くべきだ」と背中を押してくれた。
今回は違う。全く未知の世界に飛び込もうとしている、いわば新卒と同じ状態。ろくに就活をせずに、インターン先に就職した自分にとって、初の就職活動だ!

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