あなたは、資産運用で感動したこと、ありますか?

自分の時間と体を使って
体験や経験したことは、
幸福感につながりやすいです。


幸福感があれば、継続しようという
気持ちにもなりやすいからです。


その点で、スポーツは、体を動かすので、
好きな競技であれば、続けやすいのかな、
とは思います。


一方で、お金に絡んだ、資産形成、
資産運用は、頭で考えることはしますが、
体を動かすことはあまりありません。


ましてや、つみたて投資を
コツコツしているような場合、
資産運用で感動する、などは、
なかなか考えにくいことだと思います。


だからこそ、一時の幸福感を求めて、
値上がりする銘柄選びに注力して、
売買で利益をあげようと躍起になる方も
いらっしゃるのかな、と思います。


嬉しさの実感や興奮のような想いを、
得やすいから。


その気持ちも分からないではないですが、
私としては、資産運用は、いい意味で、
無感動な状態をキープできることこそが、
良いのではないか、と考えています。


感情に左右されずに、
淡々と継続することこそ、
大勝ちはしないかもしれませんが、
大負けすることなく、
失敗しにくい資産形成につながると
思うからです。


なので、資産運用で「感動した」という
経験は、ない方が良いのかな、
と感じています。


とは言え、それだけでは味気ない。
面白味がないのも事実。


その点でも、金融資産への投資と
実物資産の代表格である不動産への投資を
織り交ぜて行うことは、
良いのではないか、と思います。


金融資産への投資は、
株式に代表されますが、
昨今は、ネットでクリック一つで
売買が完結する時代。
感動も起こりにくいと感じます。


つみたて投資のように、
一度設定してしまえば機械的に
行えることであれば、なおのこと、
感情が反応する余地はありません。


一方で、アナログの代表格、
不動産に関しては、対人関係が絡む
世界なので、喜怒哀楽が入り込む
余地があると私は感じています。


資産運用は無感動が良いと
先程お伝えしましたが、
不動産などの実物資産への投資は、
感情を入れることこそが、
大切ではないかと感じます。


賃貸不動産を選ぶときは、
借りて下さる方の視点を忘れない
ことが大切だと私は考えています。


借りたいと物件を見に来た時に、
借主さんが、どんな感情になるかを
想像すること。


どんな物件、部屋であれば、
借りて住みたい!
という気持ちになって頂けそうかを
考えること。


不動産投資は、購入後は、
空室にならない限り、いい意味で、
手離れが良く感情、感動などが、
入り込む余地はありません。


その点で、スタートした後に、
感動するようなことは
起こりにくいです。


ただ、物件を購入するステップの時。


退去があって、
次の入居者さんを探すステップの時。


その時は、大いに自分の感情と向き合い、
借主さんの感情に想いを寄せる、
共感的な視点が
大切になるのではないでしょうか?


決して安い金額ではない不動産物件。


投資に愛着は不要、という意見も聞きますが、
不動産に関しては、愛着を持っても良いと
私は考えています。


むしろ、愛着が持てない物件だと、
長期にわたって保有を継続できる気持ちも
抱きにくいと思います。


愛着を抱けるからこそ、
空室時の募集の際などに、
あれこれといろいろ考える余地も
生まれてくるのだと思います。


私自身、コロナ禍で空室になった部屋に、
ホームステージングを実施したことが
ありました。


ホームステージングとは、部屋の中に
簡易的なモデルルームを実施するような
イメージです。
https://www.instagram.com/p/CFEk84OA9ag/?img_index=1
(実際に行った時の写真です)


募集にどのくらいの効果が出るか
半信半疑でやってみましたが、
設置から4日で入居者さんが
決まり、空室期間を1ヵ月弱に
抑えることができた時には、
正直驚きと感動を覚えました。


60万円ほどリフォーム費用を
かけた部屋が、同じマンション内の
他の部屋よりも高い賃料にもかかわらず
選んで頂けた時にも、
やはり嬉しさと感謝の想いを抱きました。


私のようなスタンス、考え方が、
不動産投資に対する良い向き合い方
なのかどうかは分かりません。


ただ、同じ取り組むなら、
利回り云々という数字面だけでは
推し量れないところにまで
意識をめぐらせて取り組める方が、
楽しさ、感情の動きもあり、
継続しやすくなるのではないか
と感じていますが、
あなたはどう思いますか?


感情の入り込む余地が少ない
金融資産投資は無感動。


アナログな不動産投資は
五感をフル稼働させる。


そんなスタンスで、資産運用に
取り組んでいる人間もいることを
伝えて、あなたにとって、
少しでも参考になる部分があれば、
嬉しく思います。

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