【四十肩、関節痛にも漢方は効果があります!】
梅雨明けかしら?と思えるような
夏日が続いていますね、
湿気と暑さ、更にまたマスクをつける方も増えているので、体調崩さないようどうぞご自愛ください。
さて、私の姉が2年前に五十肩になりまして、
整形に通って約1年、やっと最近治ったそうです。
その時の私は、痛みの辛さなど知らずに「大変だね~」なんてのんきなことを言っていました。
ちなみに、四十肩と五十肩の違いってご存じですか?
違いは発症した年齢で呼び方が違うだけで、
実際は60-70代にも多く発症していますが症状は一緒。
よばれてみないと分からないものですね💦
主に更年期や年齢による症状とカテゴライズされ
正式な診断名は「肩関節周囲炎」(けんかんせつしゅういえん)
筋肉、腱などが年齢を重ねて変化したり、血液循環の悪化も原因の1つで「筋肉組織の炎症」とも言われているようですが、いまいち原因がはっきりしていないのが現状のようです。
日常の腕を上げたり曲げたり、ねじったりすると痛みが走るのは辛いですよね。
四十肩に次いで多い症状が「股関節痛」
こちらは肩よりちょっと深刻で、
そもそも靭帯などに囲まれているので痛みを自覚するのが遅くなり、
痛みが発症した時には症状が進行している事が多いとのこと、
怖いですね、、、。
正式な診断名は「変形性股関節症」(へんけいせいこかんせつしょう)
股関節の軟骨がすり減ってしまい摩擦で痛みが出るようです。
聞くだけで痛い!!!
そんな関節の炎症へも漢方の治療法はあるのです!
漢方では内臓まで達していない病(やまい)を
「表証(ひょうしょう)」といい
今回の炎症も表証と言え、
一般的に「疼痛薬」(とうつうやく)を使います。
疼痛って聞きなれない方もいらっしゃるかもしれませんが、
「体の痛みのこと」
疼痛も2種に分かれるようですが、それは専門の先生にお任せしましょう。
疼痛薬も沢山ありますが、関節などの炎症には以下が効果があると言われています。
☆麻杏薏甘湯(まきょうよくかんとう)
☆薏苡仁湯(よくいにんとう)
※体を冷やす効果があるので、冷え性の人は服用は避けた方が無難です
上記2つには、体の余計な水分を排出する「薏苡仁(よくいにん)」や
停滞した水分を動かし痛みを取る効果が強い「麻黄(まおう)」という生薬が入っているので「しゃきっ」と効く可能性があります。
☆二朮湯(にじゅつとう)
初期の痛みに効果的な二朮湯、白朮(びゃくじゅつ)、茯苓(ぶくりょう)という水分を排出してくれる代表生薬が入っているので、
先ずはこちらを使って体の水分バランスを整えるという使い方があります。
☆疎経活血湯(そけいかっけつとう)
水分だけではなく、血行も良くする生薬がはいっているこちらの漢方は
急性から慢性までオールマイティーに活躍してくれる漢方薬です。
急に起こる痛みは、体だけではなく心も消耗してしまうもの、
良かったら参考にしてくださいね。
突然ですが、、、
私の所属する会社の同僚に、運動のプロがおりまして、
四十肩、股関節へのストレッチを教えてもらいましたので、
こちらに記載しておきますね。
四十肩、五十肩の改善ストレッチ
① 椅子に浅めに座り背筋を伸ばし、両手を下にだらんと垂らします。② 背骨を動かさないよう肩をゆっくりと上げます。 肩が耳へ近づくイメージで首をすくめます。
③ 背骨を動かさないよう肩をゆっくり下げます。 肩を真下に下げるイメージで耳と肩の距離を広げていきます。
④ ②〜③を10回繰り返します。
※ポイント 肩甲骨のみ上下に動かします
股関節痛改善ストレッチ
① 壁に対して垂直に立ち、片方の手の平を壁に添えます。
② 脚を肩幅程度に開きます。 壁から遠いほうの脚を少し浮かし、足の付け根を支点にしてブラブラ軽く揺らします。
③ 脚は浮かした状態のまま、ゆっくり後ろへ動かしてから前に蹴り出します。
④ ③の動きを10回繰り返したら、反対の脚も同様に行います。
※ポイント 股関節からつま先までまっすぐになるよう膝を伸ばして蹴り出します
カルチャースクールでの指導も行っていて、分かりやすい指導に定評のある方です、同僚もブログで発信をしていますので、よかったらこちらのリンクをご覧くださいね!
痛みはカラダの危険を知らせるシグナルです、
忙しさでついつい後回しになりがちですが、漢方や運動で対応してみて
それでも治らない時は、是非病院を受診して危険に対処してくださいね。
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