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業務アサインの決め方について

どうもAIです。

今日は業務のアサインをどのように決めるかについて書きたいと思います。

まず、前提として、良いアサイン・良い組織とはどういうものか?についてはっきりさせておく必要がありますが、私は以下のように考えています。

個々が持っているポテンシャルが最大限発揮され、その結果として
事業やプロダクトの成長が最大化されること。

その上で以下のようなコンテンツを投稿しております。
(上記の前提の時点であまり同意できない方はこの先読んでもあまり得るものが無いかもしれないので離脱をおすすめします。)


事業優先度だけで組織やアサインを考えない。

最も大事な観点と考えています。
多くの会社では経営目標や事業計画(予算)がまず先に決まり、そこから成長戦略や戦略実現のための戦術が議題になります。
こうして戦略や戦術の大枠が決まると「じゃあ誰をアサインしようか?」という展開になります。

ここまでは実は弊社も同じです。もっとも、事業成長のために雇用を行っているので当然の流れだとも感じます。

では実際にアサインを決めていいく場面ではどうでしょうか?

多くの会社では次のような3つの観点を考慮してアサインが決められている気がしています。

  • 事業最適

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この機能については〇〇さんが詳しいから、引き続き担当してもらいましょう。実績もあるので、安心して任せられそうです。

  • 適正難易度

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〇〇さんは入社して半年経つので、そろそろ△△くらいのレベルの業務を任せても良いのではないでしょうか。よい成長機会になると思います。

  • 個人志望

☆イメージ
OneOnOneで話したのですが、
〇〇さんは今後データ分析などの業務をメインに取り組んでいきたいそうです。今季は△△のプロジェクトなどにアサインをしてもよいのではないでしょう?

弊社含め、多くの会社では上記の3点を考慮して決めていると思います。

さて優先度ですが、一見

事業最適 > 適正難易度 > 個人志望

の順で決めるのが良さそうに思えます。事業目標の達成のために、どのようにアサインを行うのが最大出力となるか?といった思考で取り組むとこのような優先順位になりそうです。

しかしながら、弊社では以下の優先度で決めています

適正難易度 > 個人志望 > 事業最適

この優先度だとメンバーの満足度は高くなりそうに感じる一方で、事業最適が軽視されるので、前提となる「事業やプロダクトが最大限成長できること」という部分が達成されない気がします。
しかし、事業やプロダクトの成長の観点から見ても、非常に高いレベルが出ると思っています。
なぜでしょうか?

モチベーションが施策優先度を凌駕する

 仮に個人の発揮するパフォーマンスが一律であるならば、
事業優先度が高い業務から優先的にアサインを行ったほうがパフォーマンスが上がります。

しかしながら、結局のところ人間が仕事をするわけであり、機械ではありませんからそう簡単に判断はできないのです。(人月の神話などにも共通する話)

個人のパフォーマンスはモチベーションによって大きく変化するのです。

事業優先度が高い業務であっても業務にあたる当事者のモチベーションが低ければ、生み出されるパフォーマンスは小さいものとなってしまいます。

一方で、事業優先度がそれほど大きな業務でなくても、業務に当たる当事者のモチベーションが高い場合においては生み出されるパフォーマンスが非常に大きいものになります。

業務が同じでスキルセットも同じであっても、モチベーションによってそのアウトプットは大きく変わるということは皆さんも実体験としてあるのではないでしょうか?

弊社ではモチベーションが与える影響ををより大きく取り扱っているのです。

では、そもそもどのような業務がモチベーションが高くなるのでしょうか?

モチベーションの高い業務とは?

これはシンプルです。
当事者にとって「快適ゾーン」となる難易度の業務であり、関わってみたいと思っている業務がモチベーションの高い業務です。

特に難易度については重要で、簡単すぎたり、難しすぎたりするとモチベーションが下がるので、難易度設定は非常に重要と考えています。
「すこし難しかな」といった業務をシニアなメンバーのサポートを受けながらなんとか達成できるのものがベストでしょう。

上記のような理由から、弊社では業務アサインを
適正難易度 > 個人志望 > 事業最適
の優先度で決定しているのです。


最後に。

弊社は「個」の持つ力と可能性を信じ全力で投資をします。
役員全員がEXIT経験を持つことなどからシニアなメンバーでスマートに回しているように外部からは捉えられがちですが、そんなことはまったくありません。「個」の成長とその先に事業の成長があると信じていますし、弊社のスタイルを貫いていきたいと思います。


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