数字で見る福祉人材不足
今回も介護職の元同僚たちが集う「お金の学び」を伝えるグループ内での投稿を共有します😊
今回はこの記事を見ていきます。
【記事の概要】
・厚生労働省が8月22日に発表した「2022年雇用動向調査」で「医療・福祉」産業の入職超過率が0・9%のマイナスに。
・現在の統計手法になった04年以降初めて、離職者が入職者より多い離職超過状況になったことが分かった
・全産業の1年間の入職者は前年比59万7400人増の779万8000人(入職率15・2%)、離職者は48万4200人減の765万6700人(離職率15%)。
・「医療・福祉」は入職者が1万7300人増の113万8100人(14・4%)、離職者が15万3600人増の121万人(15・3%)で、7万1900人離職者が入職者を上回った。
・産業別では「医療・福祉」の入職者数は「卸売業・小売業」「宿泊業・飲食サービス業」に次いで3番目に多いが、離職者も両産業に次いで多かった。
【記事から見えてくること】
この記事を一言でまとめると
「福祉から働き手が離れている」
です😰
どの業界にも
・同じ業界をめぐる人🔁
・他業界に行く人➡️
・掛け持つ人↔️
の三種類の人がいますが、今回の記事を見る限りでは福祉人材はいよいよ「人が減る」業種となった、と言えます。
この事態を
「そうは言ってもまだ大丈夫でしょ😅」
と見るか
「いよいよ本格的に対策を取らないと危ない😨」
と見るかは『社会情勢』をどれだけ知っているかで変わります。
【介護・福祉人材になるメリットは?】
多種多様な仕事が気軽にできるようになった今の時代では、
「気軽に参入できない業種、組織、仕事」
これらは見向きもされなくなります😥
どのような仕事でも「その仕事をする『意味』」はありますが、多くの人にとって
「それを『私』がやる意味がない」
訳です。
「介護の仕事は大切な仕事だと思う😳
(でも私はやりたくない😓)」
という潜在的な「やりたくない」を、何らかの方法で解消していく必要があるのです👨🏻🏫
ここがわかれば
「どうすれば気軽にできる仕事として介護・福祉の仕事をしてもらえるか」
という発想になりますし、その方法については
・スケッター
・カイスケ(カイテク)
・夢と金
の話をした時に再三お伝えしてきました😊
大切なのは「介護・福祉の仕事をするメリット」、すなわち『意味』であり。
その『意味』は「普段の活動」によって生み出され。
生み出されたものを「外(地域、社会など)」に発信して世の中に広めることです。
【自分たちから門戸を閉めないように】
そうして興味を持ってもらえた先で、「ちょっとやってみたいな」と思ってもらえても
「契約しないと働けません🙅🏻♂️」
というこれまでの姿勢では
「あ、だったら良いです😅」
にしかなりません😱
なぜならイマドキの人は既にいくつかの仕事を抱えている人が多く、これまで自分が育ててきたビジネスを手放す訳にはいかないからです😔
個人店にしても売り上げが立たなければお店を従業員に任せ、研究を兼ねてTimeeなどの日雇いサービスで別の仕事をしているくらいです。
他にも
「自分のスキルを増やしたい💪🏻」
「社会貢献をしたい🥰」
といった向上心のある人も20代を中心にたくさんいます。
そうした人々がいざ介護・福祉の仕事に関わろうとしたら、介護・福祉側から扉を閉められて鍵をかけられてしまっているのです😵💫
「人が足りないので来てください」と言われて来たのに、「契約しないと入れません」と門前払いを喰らうようでは
「なぜあなたたちの為に(契約に縛られて)自分のビジネスを捨てなければならないのですか?」
と見限られてしまいます😭
文章にすると「そんなおかしな話ないよね」と伝わるかと思いますが、これをやっているのが
「副業可」
「WワークOK」
「有償ボランティア(スケッター)や日雇いサービス(カイテク、Timee等)の導入」
を「していない」介護・福祉施設なのです😧
業界外の人から見れば
「何で自分たちから働きたい人を拒んで(「人が足りない」と言って)いるの?」
としか映らない訳ですね🥺
【「自分たちにしかできない」という思い込み】
ここでネックとなるのは
「介護・福祉の仕事は慣れた人にしかできない」
という思い込みです😶
これが誤解となってしまうのは
①すべての職員が最初は「素人」であり、慣れていなかった事実を忘れている
②「介護(福祉)」と「介助(支援)」の違いを理解していない
③過去の体験を過大に評価し、現代の問題を過去の体験で歪めて捉えている
④介護・福祉以外の勉強をしないどころか、本業についても十分に学んでいない、あるいは偏った学び方をしている
⑤総じて「思い込み」介護・福祉であり、相手の事情・心情を鑑みる「思いやり」介護・福祉ができていない
といった理由によります。
なぜこんな事が起きてしまうのかというと『チームの結束力』を維持する為で、
「これだけ苦しい中で頑張って来た私たちには尊い『思い』があり、他の誰かが真似できるものではない」
という価値観を共有することでどうにか「今いる人」をつなぎ止めようとしているのです。
ですから、介護・福祉施設が内に閉じこもろうとしがちなのは「外の様子を知らせない為」です。
他にもっとよい働き方・働き先があれば人が離れてしまう。
もっと良いやり方が知られてしまえば自分たちのやり方が非難され、組織が崩壊してしまう。
そういった「思い込み」によって内に閉じこもり、外からの目が届かなくなった先で起きるのが『虐待』なのは、幾度となくテレビやネット記事などの介護ニュースで報道されている通りです😱
実際に組織が内に閉じ込めるように動いても今は個人でいくらでも情報が集められますし、外からGoogleマップのようなレビューサイトによって『評価』されます。
今の時代に「知らせない、知られない」のは無理な話で、そうした「思い込み」に利用者・家族や職員等、介護・福祉に携わるすべての人への「思いやり」はないのです😭
【まとめ】
今回は福祉の人材難とその原因についてお話しして来ました。
思い返せば入職当初からマニュアルや情報発信の必要性を訴えて来ましたが、多くの施設では
「それはウチのやり方ではない」
と一蹴されました😭
それでも肝心な「ウチのやり方」で
・利用者・家族
・職員・施設
・地域・社会
が三位一体となって「人のしあわせ、ゆたかさ」たる『福祉』を実現できていれば良かったのですが、
少なくとも「外につながる重要性」を聞き入れなかった施設で福祉が実践・実現されることはありませんでした😔
SNSや動画配信サービス、スケッターやカイテクのような「社会資源を使って状況を改善する」こと。
そしてその『障壁(バリア)』となるものを解消するのが、どの時代、どの国においても福祉実践の基本です。
その視点で見れば今の介護・福祉サービスがいかに基本から離れてしまっているかがよく分かります。
思い込みより思いやりを。
「思い込み」は一人のものですが、「思いやり」はみんなのもの。
ここに気づいた施設から柔軟な発想で外とつながり、福祉を実践しています☺️
今回もここまで読んでもらい、ありがとうございます😊
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今回の記事に共感してもらえたり、興味を持ってもらえたなら、ぜひご覧ください☺️
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