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AI恋愛が浮き彫りにする『性』と『生』



今回は、元同僚たちに向けてお金の学びを発信するグループで投稿した内容を共有します。

これからの時代を考える上で大切な学びがあると思います。



今回はこの記事を見ていきます。

【記事の概要】



・今月、OpenAIは「GPT Store」と呼ばれるマーケットプレイスを立ち上げた。

・開発者がカスタムで作ったAIアプリやツールを販売できる場所で、ここではゲーム、生産性支援ツール、グラフィックデザインツール、執筆ツールなどが数百万ものGPTがある。

・その中でOpenAIが禁止しているGPTが「AI恋人」

[AI恋愛のニーズと、その攻防]



・AIとの恋愛を望んでいる人は多いようで、開発者はそんな風潮を把握しており、バーチャル恋人を開発・販売したがっている。

・GPT Storeが立ち上がってわずか数時間で、AIの恋人アプリがどんどんアップロード。

「Korean Girlfriend」「Judy」「Your AI girlfriend, Tsu」「Virtual Sweetheart」などの名前が付けられたアプリたちを、OpenAIは直ちにこれらアプリをバンしはじめた。

(バン=BAN。削除すること)


・GPT Storeの規則では、

ロマンチックな関係の構築や規制された活動をすることに専念したGPT

は禁止されており、OpenAIは先週数日間で恋人アプリを洗い出し、ストアから消す作業を行なった。

・その後、開発者たちはアプリ名を「恋人アプリ」と思われないように「sweetheart」など、恋人アプリだとわからないように工夫しはじめるた。


・現時点では、OpenAIもバーチャル恋愛の禁止をどれだけ強制するか決めきれていない様子。

[ヒト以外のコト・モノに恋愛する流れ]



ロボットとの恋愛などには長い歴史があって、始まりは古代ギリシャまで遡ると言われている。

・AIを人格化して、ウェブ上でチャットができるサービス「Character.AI」には、ロマンティックな恋愛から人には言えないようなものまで、いろんなことをしてくれるアバターがたくさんいる。


・ただ、大手のテック企業はユーザーがAIでわいせつなことをするのはあまり歓迎していない。

基本的にほとんどの主要なAIテキスト、画像、動画生成プラットフォームには、わいせつまたはロマンチックなリクエストをブロックするように作られている。


・今のところロボットとの恋愛に関して、最善の道というのは明確ではない。

[これから訪れる『孤独』をAIが救う?]



・現在、インターネット技術の発達により世界は孤独に直面している。

・食事はデリバリーアプリがあり、スーパーでもセルフレジがあり、他の人との接触を避けるためのツールがどんどん増えている。

完全に誰にも合わずに一日を過ごす、なんてことは簡単にできるようになった


・一方で、そういったテクノロジーによって引き起こされるメンタルヘルスの問題への解答もまたテクノロジーである、という人もいる。

・例えばメンタルケアアプリ「BetterHelp」は、スマホから簡単に資格を持つプロのセラピストとつなげてくれ、カウンセリングを受けられる。


・ただ、AIの恋人については別問題


・人間の友達や恋人を作るのは人によっては難しく、命令すれば愛してくれる、友達になってくれるロボットはたくさんある。

・AIの恋人や友達を構築している技術者は心理学のトレーニングを受けているわけではなく、ユーザーにとっての最善を考慮する理由を持っているわけではない


・多くの人がAIの恋人は本質的に良くないと考えているが、AIの恋人がストレスいっぱいの世界で生きる私たちに、ひとときの安らぎをくれる存在かもしれない。

そうなると、良いのか悪いかの判断がつきにくくなるのではないだろうか。

【人の欲は止まらない】



LGBTが「物理的・法的な性」の境界線を融和していくものなら、AI恋人は「精神的・倫理的な性」を曖昧にしていくものだと考えられます。

この先にあるのは『放蕩の性(思うがままの性)』であり、人は『ヒト』を見なくなり,自分の中にある欲(コト)ばかりを見るようになるでしょう😧


一方、一部の宗教ではそうした『コト』を「偶像崇拝の禁止」という形で律していました

昔から「欲望のまま生きれば人は堕落する」ことがわかっていた訳で、今回のAI恋愛もまた「人の欲望」がテクノロジーによって形になったものと言えます。

【AIだけでなく、ドラマも映画も小説もマンガもゲームも同じ】



さて、問題はAIだけでなく、世に出回るドラマや映画、小説、マンガやゲームなども「本質的には同じ」ものだ、ということです。


よく見かける場面だと、ゲームを「オタクっぽい」と非難するにも関わらず、自分はドラマや映画、物語にハマる人がいます。


側から見れば

どちらも目の前の現実を見ずに『自分の欲』(こうあって欲しい願望)を満たすための刺激を欲しがっている

点で同じであり、「同じ穴のムジナ」だと認めたくない『同属嫌悪』が働いているように感じます。

同属嫌悪とは、同じ種類や系統のものを嫌悪すること。自分と同じ趣味・性質を持つ人に対して抱く嫌悪感。

weblio辞書|同族嫌悪



また戦後GHQが取ったとされる政策の一つに『3S政策』があります。

3S政策(さんエスせいさく)とは、主にGHQが日本占領下で行ったとされる、screen(スクリーン=映像鑑賞)、sport(スポーツ=プロスポーツ観戦)、sex(セックス=性欲)を用いて大衆の関心を政治に向けさせないようにする愚民政策とされている。

Wikipedia|3S政策



これが実際に行われたかの是非はともかく、今の現代人を見返してみると、この『3S』にハマり、目の前で自分たちの生活を苦しめる法律が成立しても「仕方ない」で済ませている人が多いのは、選挙の投票率からも明らかと言えます😨


「国が言ったから」
「専門家の言うことは正しいから」
「◯◯さん(インフルエンサー)が勧めていたから」


それで納得して、飲み込んで、自分の身の回りにある大切なものを手放した結果起きたのが「コロナ禍」だったのは皆さんも体験済みかと思います😔


そうして誰もが指し示された『正しさ』を信じて、自分の望みが叶えられるように行動した結果、何を生み出したのか。

ここを振り返らないままだと、2024年、またそれ以降の人生は「仕掛けられた欲」に振り回されてしまうのかもしれません。



信じずに、考えよう。

(Don't believe,think.)

自分たちが何のために生まれ、生きて、そして死んでいくのかを。
(Why are we born, living, and dying?)

【まとめ】性と生



今回は「AI恋愛」について見ていきました。


AI恋愛に関して言えることは、「一部のゲーマーが恋愛ゲームで通過してきた道を、全人類が後追いする」だけのことです。


当時、二次元で表現された『彼氏彼女』に「うつつを抜かしていた」とゲーマーたちを卑下してきた人々が、自分たちも同じように『性』へ溺れていくことになるでしょう😔

それは誰もがドラマや映画、最近なら恋愛ロマンスショーなどで「訓練済み」ですから、時間の問題です。


ただそれらが「良い・悪い」を議論するのではなく、こうした『欲』に対して「自分はどうするか」を考え、決めることが大切です👨🏻‍🏫



衣食住の全てで「刺激中毒」にさせられた現代人は、AI恋愛という『擬似性欲』も良いものと「信じて」、積極的に取り入れ、心身を満たしていくのでしょう。


ただ、そうして肉体的・精神的・法的・倫理的な拘束から解き放たれた人間が『自我』を保つためには、何が必要だと考えますか?



それは「自分は間違っていない」という免罪符であり、『正しさ』です。



ですから、人間は欲を求めれば求めるほど他人を貶めて、辱め、支配し


「私は間違っていない。間違っているのはあなただ」


暴言・暴力によって自分の『正しさ』を知らしめるようになるでしょう😭

昨今の身勝手な事件を見れば、この話はよくわかるかと思います。



だからこそ、「自分は何のために生まれて、生きて、死んでいくのか」。

すなわち『生』を考えること。


過度な欲や刺激に頼らずとも自分の生を満たし、穏やかで愛情ある生き方をしていくこと


一人、また一人と、自分だけでなく周りが見えるようになることを願います😊


今回もここまで読んでもらい、ありがとうございます☺️



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