見出し画像

TEDx デイビッド・ウィリアムズの”How racism makes us sick"を聞いて

最近、世界中をにぎわせている人種差別問題。人種差別があまり表立たない日本で、人種差別とは何か、また、その影響は何かを知る良い内容だった。

Black lives Matter.そんな言葉に踊らされて本質を理解していない煽動家たちがいるのも事実だろう。みんながなぜこの問題を理解する必要があるのか。よりよい世界が訪れることを祈って…

まず、アメリカの黒人が白人よりも寿命が短いことを例に挙げています。

なぜ、寿命が短いのでしょうか。適切な医療を受けられないからでしょうか。それも一つ原因にあるとは思います。

しかし、研究によると、日常生活の中で受ける、様々な差別によるストレスが寿命を早めているというのです。それも差別というのが、意識的な差別ではなく、無意識のうちに起こる差別です。

これは、日本でも起こっているのではないでしょうか。まず固定観念として、日本では、外国人はテンションが高いとか、正しい教育を受けていないとか、お金がないとかいうものがあるのではないでしょうか。そういう人たちが町で集まって、缶ビールでも飲んでいる姿のを見たら、無意識に避けてしまうかもしれません。(本当に危険な人もいるかもしれませんが)こういった無意識の行動が彼らにストレスを与えているのです。

ある研究によると、10代のうちに差別を受けた若者の血圧は通常よりも非常に高かったといいます。

また、無意識の差別はアメリカの医療現場でも起きているといいます。簡単なメディカルケアから高度な医療まですべてにおいて、黒人が施された待遇は低かったといいます。

黒人は同じ人間である。人は、弱い生き物だ。敵や自分より弱いものを作り出して、自分たちの地位を堅固なものにする。

これは動物に生まれつき備えられた、防衛本能なのだろうか。オスが子孫を残すには、自分の地位や名誉をたかめる必要がある。そこから来ている本能だとするならば、もっと良い方法があるのではないだろうか。その上、人間は動物よりも高等であると考える傲慢な生き物でもある。そんなことを考えるんだったら、高等な生き物なりに思考、活動してくべきだと考える。

くだらない扇動活動はやめて、地球に存在する人間全員を同じ人間として認識しよう。

僕は、〇〇の国に住んでいる人を、〇〇人とは呼びたくない。〇〇人と呼ぶことにさえ、彼らへの無意識の差別が働いていると考えるのだ。

この世界から、国境という概念がなくなり、〇〇人と呼ぶことがなくなる世界を祈って、この投稿を締めくくりたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?