喫茶店と魔法
どんな時でもそこに行けば同じ精神状態になれる空間。
目まぐるしく流れ込んでくる情報や、慌ただしく動き回る人々が無言で押しつけてくる世間のスピード感、どうでも良いあれこれ煩雑な思考などから僕の脳を解放し、時間が止まったかのような体験を変わらず提供してくれる空間。
珈琲一杯の値段ではなく、その魔法のような価値ある空間にお金を払っていると考えれば、一杯700円の珈琲は高くない。むしろ安い。
僕が行くいくつかの喫茶店にはそれぞれの役割がある。
いつも変わらぬおじちゃんやおばちゃんたちが、いつも変わらぬ調子で愚痴を言いあっている。そんな変わらない日常に安心感を覚えたくて覗きに行く喫茶店。
学生時代から通っていて、完全に日常の中に埋め込まれた居場所としての喫茶店。
様々な文化人たちが何やら小声で秘密めいた打合せ(たぶん本人たち以外にとってはどうでも良い内容)をしているようすを楽しみに行く喫茶店。
マスターがあまりにもぶっきらぼうで、マジかよ!と思うような接客をするのに潰れない不思議な魅力に取り憑かれた僕のような人たちの集合体が支えていると思われる喫茶店。
とにかく年に一度くらいだけそのお店のナポリタンを食べたくて行くような喫茶店。(年に2回はきつい)
どんな職業でも、そういう『誰かにとっての価値』があれば、仕事が成り立つんだろう。
そんなことを考えているうちに、
と考え、無言になる。
難しいのは、ぼくが
だということ。ビジネスに不向きなのだ。
これは未だに解決しない問題であり、それを様々な喫茶店を渡り歩きながら考えている。僕の人生を一行で書くならそんな感じだろう。
それだけはわかっていて、それを魔法を通して研究してみたり、突然占星術という物差しを使って研究してみたり、次は何を通して研究しようか。
そんなことばかり考えている。
これは蠍座の宿命なのかもしれない。占星術というフィルターを通せばそうなるし、育った環境のせいとも言えるし、何とでも言える。
様々な要素が複雑に絡まり、影響を与え合い、脳内にその人独自のネットワークが張り巡らされ、それが個性や人格となる。
誰かの脳内のネットワークをひとつづつほぐして研究してみたいというマニアックな願望が僕の中にはある。
あ、午後は娘の担任の先生とオンライン個人面談だ。そろそろ普通の思考に戻らなくては✋✨
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最後までお読みいただきありがとうございました!
本日も魔法に満ちた1日をお過ごしください✋✨
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