見出し画像

Ⅳ アイディア全部、パフォーマンスに変える!『トリック・シフト・クリエイション』理論ⅱ


 ブランディングのためにマジックを考え・作り始めると、好きだったマジックも義務的・労働的なものになっていきます。

 かつてマジックのアイディアがポンポンと生まれていた時のように、戻れたら⠀—⠀もっと自由に楽しく、マジックをクリエイションしたり、練習したり、演じたり、お仕事を通して、お金を得たり、できそうじゃないですか?

 創造的だった意識状態に戻りつつ、これまでに培った経験値や考えをマリアージュ・統合するための、『トリック・シフト・クリエイション』という理論をお伝えしていきます。


⒈「仕事に合わせてマジックを作る」から「思いついたマジックでサービスを作る」へ


 これはとてもシンプルです。

 大人になってから体得 “してしまった”「外の仕事・ニーズのためにマジックを考える」から、かつて自由であったように、「思いついたものを作る」戻すだけです。

 で、「生まれたトリックを、各仕事・サービス・シチュエーションに割り振っていく」だけ。以上です。


① 思いついたマジックをクリエイション!

② ①トリックをそれぞれ適切なシチュエーションや仕事に割り振る!


 だけ!

 カンタンでしょ?笑

※ この記事における、マジックとトリックの違いについて。
マジック手品・奇術全般のこと。
トリック
1マジック・1手順。数秒〜数分程度の1マジックのこと。例えば「アンビシャス・カード」とか「コイン・マトリックス」、主にクロースアップマジックの1単位として、“トリック”と説明しています。

マジックとトリック


 頭で作らず、魂でブランディングしよう!ということはこちらの記事でお伝えしました。

⒉ 持続するモチベーションのための『クリエイション:パフォーマンス』バランス


 マジックがつまらなくなってしまう、ストレスとなる原因は、以下の数式のバランスが崩れることにあります。

クリエイション:パフォーマンス

(創作・練習・クオリティー:実演・仕事)


 マジックを始めたばかりの頃は、パフォーマンスの機会が少ないため、「クリエイション(レパートリー、モチベーション、体力)過多」です。

 しかし、仕事の波に乗り、その後バランスが変わると、逆転して「パフォーマンス過多」となり、手持ちのトリックやレパートリー、マジックを見せる喜びが減少していくので、苦しくなるのです。


 だから、あなたのブランド(価値)やモチベーション、創造性・アイディアを維持したい、高めてゆきたいのなら、手っ取り早く活躍した(ように見せた)り、カネをより多く得たり、収入を安定化さたりするだけでなく、マジックのエネルギー・デザインを戦略的に行う必要があります。


 これについては、以下の記事でも丁寧に解説しています。

 『 Magic Show リピート・デザイン!⠀ビジネスは同じ「モノ」を売る。アートは同じ「コンセプト」を売る。』


 マジシャンとしてのエネルギーブランドやクオリティー、モチベーション)を保ちながら、パフォーマンス(供給)過多を避けて、しかしお金は落とさない、一定の数字を得続けるための発想が、『パラレル・クリエイション』(360°同時展開)です。
 次の記事の中ほどで解説しています。

⒊ マジックのスケール別シフト


 思いついたトリックをどう割り振っていくか?

 その先は、例えば、こんな具合です。

◇ ステージマジック
◇ サロンマジック
◇ クロースアップマジック
◇ スタンドアップ・ホッピング


 「クロースアップマジックでもサロンマジックでも通用するトリック」のようなものもありますよね。
 その時は、サロンではより丁寧に、遠くの人まで見える、聞こえるように意識しよう!という具合です。

 同じトリックでも、演じ方を調整することで、シチュエーションに適応させるのです。


 ↑ま、このくらいは誰でも当たり前に分かっていると思います。

 大切なのはここからです。

ここから先は

3,048字 / 5画像
この記事のみ ¥ 1,200
期間限定 PayPay支払いすると抽選でお得に!

Mattyの活動へのお礼、応援、支援はここからお願いします。