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「こじらせ親」と「ギフテッド」という最悪の組み合わせ

 「こじらせ親」(特に母親)と「ギフテッド*」、この組み合わせが、最もこの令和社会での生きづらさを形成する原因になっていると思います。

 * ここではHSP・エンパスなども含め「ギフテッド」(感覚・感性などの天才型)と解釈します。⠀



Ⅰ. 昭和の母親はなぜこじらせているのか?


 まず初めに、なぜ、昭和育ちの母親(つまり2024年現在で、50歳前後・以上ということになります)はこじらせているのか?ということを考えてみます。

 初めにちゃんとフォローしておきますと、(あなたがまさに、そのこじらせ昭和親であれば)あなたのせいではありませんよ!ってことです。

 昭和親の、親(祖父母世代)というのは、戦中〜戦後世代になる計算です。

 あの貧しかった時代には、女の人も、“ 男のように ” 生きていました。

 人手が足りなくて、男は戦地へ、女はその他。

 その雰囲気は、戦後であっても、しばらく続いたはずですし、現代のように、洗濯機も冷蔵庫も、スマホ(Amazon)もありません。

 だから、誰もが、“ はたらいて ” いました。

 ラクしちゃいけなかった

 僕が小学生の頃の記憶を振り返ると、地元には、(あえてそのまま言います)「男みたいなばあさん」がいました。自分のことを「オレ」って呼ぶような人。

 最近、同じ地元にいても、そういうおばあさんは絶滅してしまったように思います。

 それは、かつては男のように振る舞わなければ生きていけなかった社会があったから、と言うことはできないでしょうか?

 さて、そんな祖父母世代が存在したとすれば、その元で育てられた親世代(現在50歳前後・以上)の女性たちは、果たしてどうなるでしょうか?

 結局は、祖父母世代の価値観を引き継いでしまうはずです。

 だって学校で習うことだって、地域の風習だって、社会の慣習にだって、戦後のにおいは漂っていたのだから。

 お金について、夫婦について、性の役割について、体の使い方について、休日の過ごし方について…。

 (平成育ちであっても、昭和の価値観が強く存在していたことと同じです。)

 豊かになった平成の時代にも、男たちには、「男」が求められました。
 では、女性たちには、「何が求められた」でしょう? 戦後のように、“ 男みたいに仕事すること ” だったでしょうか —
 これが、「こじらせている男性」よりも「こじらせている女性」の方が多い理由に思います。

Ⅱ. 親と子の9パターンの組み合わせ


 このように考えてみると、親と子の世代のギャップには、9つのパターンがあることになります。

 親のランクが3種類、子供のランク(感性や知性)が3種類あるため、かけ合わせて全9パターン、ということです。

親と子の9パターン

 親と子の(センス)格差が、「1段差」までであれば、あまり問題にはならない気がします。
 つまり例えば、「親がれていて、子がふつう」とか、「親がふつうで、子がギフテッド」などの組み合わせです。

 ところが、親と子の格差が「2段以上」となると、途端に生きづらさとして、幼少期より苦悩を経験することになる、というのが僕の予測です。

 つまり、「毒親*とギフテッドの子」や、反対に、「親が優れており、子は鈍い」といった関係性です。

 “皮肉にも”、「親が毒親で、子も鈍い」という場合には、家庭内で誰もそこにある問題に気付けない可能性があると思います。。

 また、「親が毒親、子がふつう」という場合にも、子供の感性が、ギフテッドたちのように繊細で鋭利ではないので、“ 親が毒親であることに気付かない(ストレスを経験しない)” 可能性があります。

 したがって、「毒親かも?」と感じられる人は、みんなHSPなどのギフテッドなのではないか?というのが僕の、もうひとつの仮説です。

 *「毒親」という表現について、個人的には嫌いなのですが、内容が掴みやすくなりますので、そのまま表現しています。

Ⅲ. お母さんのこじれを吸収するギフテッド


 ギフテッドというのは、年齢の平均値をはるかに超えて、知識感覚、または感情を吸収してしまう存在です。

 ですから、幼少期のうちに、お母さんがこじれを抱えていれば、その全てが、子にインストールされてしまいます。
 (この意味が、ふつうの人には分からないと思いますが。)

 「余計なエネルギー(言葉、音、感情、常識)は体得しないようにしよう!」
 という発想はまだ彼らにはありません。純粋に、無自覚に、吸い込んでしまいます。

 これがいつ障害として表れるか?といえば、小学生や中学生以降です。

 母親の価値観、感情、精神を抱えながら、平成・令和を生きるのだから、チグハグで、苦しいのです。

 ※ もしかすると、こんなギフテッドの子達は、スピリチュアルの世界の言葉を借りるなら、「スターシード」と言った方が近いかもしれません。興味のある方は調べてみてくださいね。
 

Ⅳ. お母さんのこじれの2つの原因


 これを読んでいるあなたがもし、「ひょっとしたら毒親かもしれないお母さん」であれば、ひとつだけ希望があります。

 こじらせているお母さん = 毒親には、2タイプあるということ。

 ひとつは、(ごめんなさい、)「しょぼいお母さん」。なのに、無理して頑張って生きてきた人。

 もうひとつのタイプは、ほんとはお母さん自身も「ギフテッド」(何らかの天才型・スピリチュアルタイプ)という人。

 なぜ、後者のタイプのお母さんが、こじらせてしまうのか?というと、

 「天才が天才を隠すのは、非常にエネルギーに無理のあることだから

 です。

 本当は頭がいい、本当は感覚が研ぎ澄まされている、本当は、直感的に他人の感情が分かる… という人が、社会の平均値、つまり常識に合わせるために、それを殺し、代わりに他の能力で取り繕い、補う、というのは、肉体的に、精神的に、非常に莫大なエネルギーを必要とします。

 それはとっても疲れるんです。

 感情的にも、肉体的にも、こじれてしまいます。

 賢くないふりをしたり、できないふりをしたり、色気や才能に蓋をしたり。。

 合わない場所にいれば、必ず苦しくなります。

 不調和のエネルギーを、周囲に撒き散らしてしまいます。

Ⅴ. 自然体のエネルギーを解放していく


 最後に、こんな生きづらい社会を、いかに快適に生きていくか?という案を示して、終えたいと思います。

 これまで述べてきた中に、そのヒントが散りばめられていると思いますが、結局は、僕らは — あなたが親側であれ、子側の悩みであれ — 本来持っている感性、感覚、知性、霊性のままに生きるしかない、ということです。

 今、日本は、いわゆる戦争時代ではありません。

 欲しいものを望んでいいし、したいことをしていい(苦手なことをしなくていい)、自由があります。戦後ではないのだから。

 戦後の時代には必要だったルール、常識を疑い、未来には変わっているかもしれない世界を想ってみる。

 あなたの直感は、正しいのかもしれない。

 傲慢になりすぎることなく、あなたのままをひらいていく。

 その自由はきっと、周囲の人や、大切な人、魂でつながる人の人生をも、ひらくはずです。

 Matty


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 あなたがあなたの天才のままに生きられることを願って。


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