私の思想③~音楽の衝撃~

本を読む気もなんかないので、どんどん書いていこう(/・ω・)/
さて、なんやよくわからないビートルズを聴いた私だったが、アイポッドで音楽を全曲シャッフルで聴いていると、ビートルズがたまに耳に入ってくるのである。それを飛ばすのも面倒くさいので聴いていた。そんなことを1ヵ月ぐらい続けていた。

ある日の通学中、いつものようにアイポッドを全曲シャッフルで聴きながら登校していると、ビートルズの「HELP」が流れてきた。聴いたときに急に衝撃が走った!ビートルズのポールのベースがとんでもない完成度だと急に気が付いたのである。なんだ!!このベースはエゲつない!!こんな完璧なベースがあっていいのか!!この世の中に!!

ビックリした私は暫く呆然としていた。あまりの衝撃に学校は休んだ(笑)私の高校は、全然対した高校ではないので、学校を休む人なんざ日常茶飯時だった。1回学校に行くのが面倒くさいと思い、登校時間に近くのロッテリアに行ったらクラスの半分以上がそこにいて笑ったものである(笑)
いやあロクでもないねぇ"(-""-)"
ちなみにマネしない方がいい。社会にでてから大変苦労する(笑)

とりあえず、近くのミスドで暫くその完璧なベースを聴いてビックリしていた。そこからビートルズの曲を何曲か聴いてみると、あのシャカシャカしていた音楽が、とてつもない完成度を持って、自分の目の前に迫ってきたのである。これは嘘ではない!!!

全く同じ体験をしたであろう人が神聖かまってちゃんである。神聖かまってちゃんは「ロックンロールは鳴り止まない」という曲を出している。
歌詞を下記に引用する。

以下「ロックンロールは鳴り止まない」の歌詞の引用
「昨日の夜、駅前TSUTAYAさんで
僕はビートルズを借りた
セックスピストルズを借りた
「ロックンロール」というやつだ
しかし、何がいいんだか全然分かりません
do da turatura oh yeah! yeah! yeah!

夕暮れ時、部活の帰り道で
またもビートルズを聞いた
セックスピストルズを聞いた
何かが以前と違うんだ
MD取っても、イヤホン取っても
なんでだ全然鳴り止まねぇっ
do da doda tura tura oh yeah! yeah! yeah!

今も遠くで聞こえるあの時のあの曲がさ
遠くで近くですぐ傍で、叫んでいる
遠くで見てくれあの時の僕のまま
初めて気がついたあの時の衝撃を僕に
いつまでも、いつまでもくれよ
もっともっと、僕にくれよ
もっと、もっと、もっと、もっと、くれよ!
遠くにいる君めがけて吐き出すんだ
遠くで近くですぐ傍で叫んでやる
最近の曲なんかもうクソみたいな曲だらけさ!
なんて事を君は言う、いつの時代でも

だから僕は今すぐ、今すぐ、今すぐ叫ぶよ
君に今すぐ、今、僕のギター鳴らしてやる
君が今すぐ、今、曲の意味分からずとも
鳴らす今、鳴らす時
ロックンロールは鳴り止まないっ」
引用終わり(/・ω・)/

これは素直に、そのときの感覚をただ書いているだけであることが、私はわかる。同じ体験をしているからだ。「今、曲の意味分からずとも鳴らす今、鳴らす時ロックンロールは鳴り止まないっ」で終わるこの曲からわかる通り、これは体感した人にしか一切伝わらない歌詞となっている。悟った人しか読むことができないある種の仏典のようなものなのだ(=゚ω゚)

さて、しかし当時の私は、この衝撃をみんなに伝えねばと思い、友人にビートルズの赤盤と青盤を推して聴かせてみた。
友人達は「あーまあいいんじゃないか?」みたいにトボけた感じである。
まあしかし、私も最初はそうだったので、
「騙されたと思って暫くたまにでもいいから聴けって!」と言い、友人数名にCDを貸した。
当時の私の読みでは、1ヵ月ぐらいで友人達も同じ体験をすると考えていた。しかし、1ヵ月たとうと3ヵ月たとうとその日は来なかった。

その間に結構友人にキレて「ちゃんと聴いてるのか!?あれ凄い完成度だろ?凄いだろ!!」と迫ったものである。
しかし、友人は
「聴いているよ、まあ悪くはないんじゃないか?それよりもこっちのがいいぞ!!」と言って、ビートルズより完成度の低い音楽を平気で進めてくるのである。何なんだコイツらは!!!そして一体何がどうなっているんだ!!

まあ上記のことがあっても、別に友人達とは最後まで仲が良かった。まあ音楽ばかり話しているわけでもない。しかし、当時の私としては何が起こっているのかサッパリわからなかった。
音楽の凄さに気付いて以降、山のように音楽を聴いた。あげればキリがない。そして、いい曲を見つけては友人に貸していたのだが、全く伝わってないのがよく分かった。それは色々なところで分かった。

一体何が起こっているんだろう。当時の私は教科書以外の本を1文字も読んだことがないので、色々な音楽を聴きながらたまに考えていた。
ちなみに伝わらないことに対して、特に孤独などを感じたことはない。音楽の凄さと、何が起こっているのか全く分からないという、言いようがない衝撃が暫く続き、なんかどっかで馴れた。まあ普通に友人とサッカーとかしてたし。

まあでもよく学校に行かずにミスドで音楽を聴きながら、考えてた。しかし、当時は考え方もわからなければ、教科書にも勿論書いていない。音楽の歌詞を頼りに何かを考えていた。何を考えていたかはもう思いだせん(笑)

とりあえず自分の地元のミスドは、学校をサボっていくと通報されるミスドと、通報されないミスドがあり、通報されないミスドによく行っていたわけなのだが、今考えるとあそこの店員さんは色々考えて通報しないでくれたのだろう。当時はラッキーぐらいに考えてたが、制服姿のあんなんを放っておいてくれた店員さんに心より感謝申し上げます。m(__)m







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