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【音楽制作】コスパ重視?オーディオインターフェイス選び&使ってみた感想②

DTMを始めるにあたって必要な機材の1つである「オーディオインターフェイス」(以下、Audio I/F)のあくまで私的な選び方の続編です。

前回の記事はコチラです。↓

前回は、私自身のAudio I/Fの選び方について、主に以下の5点について考慮するという話を書きました。
 ①音質の良し悪し
 ②PC(パソコン)との接続I/F
 ③入出力の種類と数
 ④付属品(バンドル)の内容
 ⑤価格

今回は、上記①について詳しく書いていきます。

①音質の良し悪し
「音質」の良し悪しについては、ある程度の値段以上であれば、大差ないということを前回の記事で書きましたが、今回はそう思う理由について詳述します。
私は元々、Audio I/Fを3製品持っていますが、音質に関しては、どの製品も特に大きな差がありませんでした。
そして、どの製品も音質は良いです。どれも昔の製品ではあるものの、おそらく音質に関しては、最近の製品でも特に差がないのではないか、と思っています。

さて、ここからは私の持っている製品を順に紹介させてもらおうと思います。少しレトロな話になるかもしれません。最初に買った製品から順に紹介します。

[1] M-AUDIO社 Audiophile 2496


・定価:24,800円(?)
・PCとの接続:PCIカード

定価だと2万円を超えていますが、当時のAudio I/Fとしてはかなり安い製品です。買ったときの値段は覚えていませんが、安価な割には、音質はとても良かったです。当時はまだCDも主流でしたが、ちゃんとしたコンポのCDプレーヤーで聴くよりも、このAudio I/Fで聴いた方が音が良かった記憶があります。
つまり、PCのCDドライブにCDをセットしてメディア・プレイヤー等の再生ソフトで聴くのが、家の中で一番良い音がする聴き方でした。と同時に、Audio I/Fって凄いなぁと思いました。

因みにPCとの接続というか、これはPCIカードでして、PCの中を開けてPCIスロットに差し込む形になります。

入出力には、MIDIやS/PDIF等の入出力端子が付いていますが、マイクやエレキギター等の入力は付いていません。MIDIキーボードをつないで、ソフト音源を鳴らせればいいって感覚だったので、しばらくの間は個人的にコレで充分でした。

[2] M-AUDIO社 DELTA 66

・定価:35,750円(?)
・PCとの接続:PCIカード

しばらくは[1]を使ってましたが、いつの頃からかエレキギターに興味を持ち始めまして。で、E.Guitar買ったら、Audio I/Fへの入力もしたくなるわけです。ということで、コスパが良いであろうM-AUDIOさんから選んだ製品がこの「DELTA 66」です。「Audiophile 2496」と同様、これもPCIカードです。

それで、E.GuitarとDELTA 66をケーブル接続して音を入力してみたのですが、ノイズ対応ってものに直面するわけです。確か、事前に予備知識として知ってはいたものの、直に聴いてみると、やっぱり気になるレベルのノイズが発生したって記憶があります。

そして、肝心の音質ですが、「Audiophile 2496」とあまり変わらなかったですね。むしろ、「Audiophile 2496」の方が微妙に良かった気もします。値段が高い分、音質も良いのかというと、そんなことはないんだって、この時に思いました。で、値段が高いのは入出力が増えたからかも(?)って感じになりました。

[3] MOTU社 828mkII(828mk2)

・定価:169,400円(?)
・PCとの接続:FireWire (IEEE 1394)

1Uラックの筐体は、大きな箱の中にしまい込んでいるのですが、中身は取り出さずに箱の一部だけ撮影したのが上の画像です。(全部入りきらないので)
まぁ、とにかく2000年代を代表するAudio I/Fといえば、「828mk2」ではないでしょうか。たしか11万円位で購入したと思います。高かったなぁ~w。
当時は「プロ御用達の製品」みたいな感じで評判が良かったので、欲しくなってしまったんですねぇ。
画像に筐体の表・裏の図みたいなのが載ってますけど、実物がこれまたカッコイイんですよ。
ただ、PCとの接続I/Fは、Windows PCには無縁(?)のFireWireとかいうモノでして、このFireWireを接続するためのPCIカードを別途購入して、つなげました。なんだかなぁ(笑)。

それはさておき、値段も高いし、さぞかし良い音が出るんだろうな、と思って聴いてみたら、アレ?って感じなんですよ。
多分、[1]や[2]よりも少しは音が良かったとは思うんですが、良かったと思いたかっただけかもしれない、っていう感じで、まぁ何にしても微差ですわ。それで益々、「値段の差」は「入出力の数や種類の差」なのでは、みたいに思えてきたのです。

ということで、音質の良し悪しは、最近の製品だと定価も安くなってきているみたいなので、せいぜい万の位がつけば充分なんじゃないかな、って思います。

そして、去年に購入したPreSonus社の「Studio 24c」は、定価が約24,000円台のようですが、購入価格は約17,000円台です。これ位の値段なら、音質は問題ないだろうと思って購入しました。
そして、実際に聴いてみたら、音質が良くて、個人的には全く問題ないレベルだと思っています。

さて、今回は「①音質の良し悪し」について詳しく書いてきましたが、「②PCとの接続I/F」についても、個人的には初めてPCとUSB接続できる製品の購入となった背景にも触れた内容となりました。
また、「③入出力の種類と数」についても、具体的にどのようなモノが必要かは人によって変わると思うので、前回記事の内容だけで充分かなと考えています。

とうことで、次回は「④付属品(バンドル)の内容」から詳述しようと思います。


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