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浅煎りを“正しく”伝える。|余吾研人

あなたの「やってみたい!」をアシストする間借り情報メディア・間借り人(まがりん)。わたしたちは『点と点を“線”にする。』をコンセプトとし、発信しています。

東海3県(主に名古屋)で間貸しをしている方に取材。記念すべき第1回目はHAPUNA COFFEE店主・余吾研人さん。お店をはじめたきっかけ、間貸しをはじめた理由、今後やってみたいことなどを伺いました。


ー コーヒーとの出合い

本を読んだり、人と話したりと。学生の頃からコーヒー屋を“場所”として使っていました。コーヒーが好きというよりも、生活のなかにコーヒー屋がある、という感じ。

僕は人と話すことや繋がっていくことが割と得意で。「コーヒーを仕事にしたら日常の業務で活かせそう」と思ったのがきっかけ。根拠はないですが......「うまくいきそう!」と思えたんです。歴史も含めてコーヒーのことを知れば知るほど、どハマりしていきました。


ー 印象的な1杯

コーヒーを仕事にする、と決意したきっかけは、フグレンのコーヒーセミナー。そこで飲んだ1杯がすごく衝撃的でした。果実感あふれていて......爆発している!!!本当に感動しました。コーヒーがインパクトのある商品だと思ったのがそのときです。


ー HAPUNA COFFEE“らしさ”

同店では浅煎りのコーヒー豆を取り扱っています。

ずっと深煎りがおいしいと言われてきたから、そこから変わるって難しくて。バリスタとして浅煎りをどう伝えるか、どう意識してつくるかで変わってくると思います。

どのお客様にも浅煎りの概念を“軽く”伝えます。なかには豆のラインナップに興味をもってくださる方や、コーヒーについて詳しくきいてくださる方もいて。そういった方々にはより丁寧に伝えるようにしています。

ここが狭い空間ということもあって、常連さんと仲良く話しすぎてしまうと他のお客様にその空気感が伝わってしまう。どなたでも気軽に入りやすく、過ごしやすいよう店舗設計しました。


ー 間貸しをはじめた理由

月に1度もしくは週に1度、継続してお店を使ってくれる方に間貸しをしています。

僕がいろいろ幅を持ってやる、というのはもちろんですが。他の方にも運営してもらうことでお店のスパイスになると思いました。僕自身、「やりたい!」と思ったことで生きてきたこともあって、何かをやろうとしている方と関わりたいなと思っています。

これには社会的な部分も関係していて。このお店を開業した当初も今も、コロナ禍で先が読めなくて、何かを始めるには難しい状況が続いている。だからこそ間貸しをすることに需要があると感じてはじめました。

間貸しをすることで、お店を複合的に見れるようになりました。いろいろな方にお店を使ってもらうことで僕1人では見えていなかった部分が見えて、見せ方、やり方の勉強になります。お店に幅が出てきて楽しいですね。間借り営業にも常連のお客さんがいますし......徐々に理想的な形になってきているように思います。


ー これからやってみたいこと

コーヒー好きな方と向き合いたくて、今年からはじめたコーヒーセミナー。今後も続けていきます。

中期的な話だと焙煎をやりたいです。焙煎をすることで全国各地のイベントに出向く、豆をおろす、といったことができて業務の幅が広がります。あとは、お店をもう1店舗もつことも考えています。


間借りがしたい方へ

現在(2022年8月時点)は枠がすべて埋まっています。いま間借り営業をしている方が卒業するときに公式Instagramで募集をかけるので、その時にお声がけください。

お声がけくださった方には、お客さんへの提供物を持参していただいています。信用がもてる方にお店を貸したいので。


間借り情報


文、写真:Re!na

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