日常にユーモアを。|カフェ向夏(こなつ)
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今回は、間借りでカフェを営むカフェ向夏のお二人のもとへ。2人の出会い、“向夏”の由来、将来像など。さまざまな角度からお話を伺いました。
ー まず、お2人の出会いを教えてください。
くみこ:大学時代に所属していたサークルが一緒で、年に1度イベントを開催していました。出身も大学も学年も違うし、サークルがなかったら出会わなかったかも。
なかの:新歓イベントをやろう!ってなったときに同じチームになって、そこから仲良くなりました。そのときはカラオケばかり行ってた(笑)。
くみこ:“カフェが好きでカフェに行く”というよりかは“ミーティングをしにカフェに行く”みたいな。
ー カフェをはじめようと思ったきっかけは?
くみこ:2021年の元旦!一緒に初日の出を見に行ったときに将来の夢の話になって。私は自分のお店を持ちたいという思いがあって。
なかの:私は空間、居場所づくりがしたいと思っていました。大学で栄養学を勉強していたのもあって、やっぱ、やるなら食に関わることがしたいなと。色々な業態があるなかでカフェを選んだ、という感じ。
くみこ:お互いに似た夢があったね。
なかの:(頷き)
ー ちなみに、これまでに飲食店での経験はありましたか。
くみこ:学生時代のバイトも含めて飲食店で働いた経験がなかったんですよ。コーヒーが好きでふらっと寄ったSUNDAY FULLER CAFEの雰囲気が良くて、店員さんがすごくフレンドリーで、ここで働きたいなって思ったときにちょうど求人情報が出て「応募しないわけにはいかない」と。今も変わらず店員としてお店にいます!
なかの:今は会社勤めをしていて、来月からカフェで働きます!
ー “向夏”の由来を教えてください。
くみこ:カフェをやると決める前から「“向夏”って名前にしたいね」って話していて。夏って日が長いし、みんながワクワクするというか、何かに向かっていく季節。これからだ!みたいな瞬間が好き。夏が終わっても、また次の夏、楽しいことに向かっていけるエネルギーを感じ取ってもらえたら、という思いを込めています。
くみこ:コンセプトは「日常にユーモアを」。
なかの:私たちとの会話のなかで何か1つでも気づきがあったり背中を押すことができたりしたら嬉しいし。メニュー1つひとつに物語があって、それを見て、とかもそう。プラスの感情で帰ってもらいたいです。
ー 活動開始時に誰かに相談しましたか。
くみこ:SUNDAY FULLER CAFEのオーナーに相談して、紹介してもらったのがtori8coffeeさん(2023年7月閉店)。数ヶ月に1度tori8さんで間借り営業をさせてもらっていました。HAPUNA COFFEEさんでも間借り営業ができると聞いて問い合わせたところ、そのときは間借り営業希望者を募集していなくて。再度募集し始めたタイミングでご連絡をいただいたのがきっかけです。
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ー これまでを振り返ってみていかがですか?
くみこ:毎年1番濃かったって言ってる気がするけど(笑)この1年本当に濃い1年だったね。店舗を持つこと自体、現実味を帯びてきてすごく嬉しい。間貸しをしてくださった方々によくしてもらって、そこを繋いでくれた人たちがいて、コーヒー豆を卸してくれてる人がいて、
なかの:家族がいてね。
くみこ、なかの:ありがたい。
なかの:くみこに助けられた一年でしたね。この1年で接客ができるようになりました。初見のお客さんでも結構喋れるようになった気がする。
くみこ:できるようになったこと、という意味で。私の場合、挑戦することへのハードルがだいぶ下がった。カフェ営業って一見キラキラして見えるけど、そうではない部分も踏まえて考えられるようになりました。
ー 今後についてはどのように考えていますか。
くみこ:マルシェ出店じゃない?
なかの:また出店したいね。
くみこ:今は同じ場所(HAPUNA COFFEE)で定期的に間借り営業をしていますが、出店の頻度をもっと増やしたいです。
= 編集後記 =
くみこさん、なかのさんの掛け合いが面白くて、終始楽しく取材ができました。僕からみた向夏さんらしさはメニュー!それぞれにショートストーリーがあって、メニューに込められた想いも感じながら素敵な空間を過ごせると思います。特に好きなストーリーは、ほっと カフェラテ。ぜひ読んでみてください。また明日からも頑張れる活力がもらえるはず。(Kazuki Ohtsuka)
会いに行く ▷▷▷ カフェ向夏
文:Kazuki Ohtsuka
編集、写真:Re!na
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