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2024年11月某日 〜台灣生活日記〜

11月の日記の抜粋です。
ヘトヘトですが生きています。

カバー写真: 遠足で行った禾煦熊空茶園

■11月某日 友達の誕生日を祝う

台湾人の友達の誕生日をお祝いするために二人でご飯へ。最近寒くなったから(とは言っても最高気温は27℃くらい)と、彼女の希望で火鍋と食べることに。それぞれ食べたい肉の種類も違うので、一人ひとり小さな鍋で食べられるお店に行った。このスタイルのお店は台北ではポピュラーのようでよく見かける。二人とも小食だからか、普通の一人前でお腹がぽんぽこりんになって大満足。翌日早朝から彼と温泉旅行にいくと言うので早めに解散し、ささやかなお祝いになってしまったけれどとても喜んでくれて嬉しかった。
この一年が彼女にとって素敵な歳になりますように。

■11月某日 漂う悪意

以前から、あるローカルメンバーから悪意のようなものを感じている。
会議で、私から提案をした内容について、論点ではないどうでもよい部分で彼女が反発し続けて、議論がなかなか先に進まなかった。挙句の果てに、忙しいと言って部屋を出て行った。提案内容自体は真っ当なもので、同席した上司にも事前に了承を得た内容だった。

彼女は日本語が堪能だ。上司から日常業務で日本語でのサポートをするように言われていたはずなのだが、だんだんとなくなり、8月のある事件から彼女は私と日本語で会話すらしなくなった。それどころか上司を経由して「直接話しかけてこないでほしい。もし何か聞きたい事などがあればチャットで言うように。」と言われた。自席に座っているのが見えているのに私は彼女に話しかけてはいけないなんて。普段から上司も彼女に手を焼いているのは知っているけれど、きちんと彼女を管理せずに一方的におかしなルールを設けられたのでずっと居心地が悪い。でも前みたいに上司に嘘を吹き込まれても困るので言う通りにするほかない。

■11月某日 遠足、心細い

部門全体の親睦を深めることを目的に、台北からバスで一時間ちょっとかけて遠足に行った。去年も参加したので、私にとっては2回目。
酷いバス酔いだからか、くじ引きで午前も午後も例の彼女と同じチームだったからか、ずっと心細い気持ちで過ごした。彼女は同じ課のメンバーを引き連れて場所を確保したり、写真を撮ったりしていたので、自然と私の席や居場所がなく、他の課の人たちに混ぜてもらって過ごした。
幸い、他の課の人たちは普段から親切で、とても心を救われたが、私自身もすでにどこかで恐れてしまっていて、心細い気持ちで一日を過ごした。

■11月某日 拾う神あり

毎日理不尽に向けられた悪意や、もはやフェアとは言えない管理体制(あまりにローカルメンバー優遇)のために、自席に座っているだけで涙が出そうになる。これは絶対やばいやつだと思う。
ピラティスに行った。韓国人先生が私の様子を観て、具合悪い?と聞いてくれたので「具合は悪くないです。ただすごく疲れてる。基本的に台湾のことは好きなのだけど、時々すごく嫌い。」と細かく説明せずに、気持ちだけ打ち明けた。
すると先生が「特に仕事ね。わかりますよ。でも夫は台湾人だから話せないんですよね。」と。その後もマシンピラティスを教えてくれる途中で、肩をさすりながら「大丈夫大丈夫」と言ってくれた。私より若いのに、こんな頼りないおばさんでごめん。ありがとう。
家に帰るとLINEギフトが届いていた。ラテとケーキのセット。
「今週は甘いもの食べて、良く休んでくださいね」と。
ずっと我慢してた涙がボロボロ出てしまって、家に着いてから見てよかったなぁ…と思った。

■11月某日 対処する

私も大人の端くれ。自分のことは自分で守らないと。心もね。
ずっと避けていたけれど、同じブランチの別の部門に赴任している人に、職場環境について打ち明けてみた。色々とアドバイスをくださった。
あと、日本側の上司に相談することにした。
日本側の上司と言っても何段階もあるので、キーパーソンになりそうな人とお話しできるのは予定の関係で12月中旬になりそうだから、少し時間がかかりそう。
打ちのめされた気持ちでふさぎ込んでいるより、今だけは怒りの炎を小さく心にともすことにした。そうしないとやられてしまって心が壊れそうだから。
今いる部門で唯一の日本人。頼れるのは自分だけ。
全力で心を守る選択をとって行こうと思う。

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hummer
最後までお読みいただきありがとうございます。 また是非遊びにいらしてくださいね! 素敵な一日を・・・