たくさんの物がある。たくさんの人と繋がる。
"モノがたくさんあると、それだけで疲れる"
そんなような事を耳にすることがあります。ちょっとこれはわたしの本業にも通じる事なんですが。
目には見えない糸のようなものを想像してください。その糸をここではエネルギーと呼ぶことにしましょう。人は意識的にも、無意識にも、エネルギーを発しています。
意識的にエネルギーを発する事というのを具体的にいうと、「あの人いま何してるかな?」とか、「事故とかに遭ってないかな?」とか、「ハサミどこやったっけ?」とか、そんな事が意識的にエネルギーが発せられてる状態という事です。
無意識にエネルギー。発する事というのは、無意識なので無意識なのですが、忘れて"しまっている"人から突如連絡がくる"寸前の状態"とか。こっちはもうすっかり忘れていたのに、、、とか。そういう状態であったにも関わらず、相手方から、もしくはこちらから突如連絡したくなったり連絡しなければいけなくなったり、ここにあったハズだー!とピンポイントで見つけることができたり。そんなんが無意識でエネルギーが発せられてる状態です。
わたしはお片付けという仕事柄、この"無意識"に、"物"と人とがエネルギーで繋がってる状態に敏感です。どういうことかというと、
たくさんの物があるお家に行き、その物一つ一つとそこに住んでる人が目には見えない糸、"エネルギー"で繋がっているのがわかります。もちろん、目に見える状態でわかるワケではありませんが、物が多ければ多いほど、そこに住む人からその家に在る物一つ一つがつながっているのを感じるし、たくさんの物があればあるほど、そこに住む人がたくさんの物と繋がりすぎていて消耗してそうだなぁ。。。と感じます。
わかりやすい画像置いておきますね。
一つのタップからたくさん配線が繋がれていて、だいぶ負担が重そう。使ってない電源コードがあればそれは抜いたほうが待機電力も食わないし、(余計な物があるだけで人も電気も消耗する)電気代も安くなる(余計な物がないとエネルギーもたくさん使わずに済む。)という事を体現する仕事をしています。
実際に取り掛かる(要るか要らないかを判断し、実際に処分したり、売りに行ったり、再度使うように使いやすい場所に配置したりする)のが大変なのも知っているので、どちらかというとお伝えしながら作業して、体感してもらった方が現実が変わるのが早くてご理解、ご納得いただけます。
【物が減るとエネルギー的にどうなるか】
余分な物がなくなった事で、余計な物にまで繋がっていたエネルギーが、必要な物に繋がっていくので、その分必要なものへの解像度が格段に上がります。必要な物、または必要な事が今以上にハッキリ、明確にわかるようになります。
これは人との繋がりもそうで。たくさんの人と繋がっていればいるほどエネルギーを消耗しています。"たくさんの人と繋がっている"とは具体的にどういう事か。例えばsnsを見ている。これだけでたくさんの人と繋がっちゃいます、エネルギー的にも。ただ見てるだけでも繋がります。人が投稿してますからね。同時にたくさんの人とLINEやチャットしてたりも、エネルギーが分散しています。本当に大事な人、繋がっていたい人なのかどうなのか、自分に問いかけ、今繋がっていなくてもいいと思う人と物理的に距離を取る事は何もリスクがあるだけではありません。人にどう思われようと、寂しかろうと、孤独と共に自分に必要なエネルギーが還ってきます。
というのも、ここ最近のわたしは仕事以外であまり人に会わなくなりました。あんなに友達が大好きだったのに。友達といる自分が大好きだったのに。ある事をきっかけに、人といる事より仕事や家庭以外では一人でいるようになりました。
寂しいです。孤独です。誰にも必要とされてないんじゃないかなと惨めな時もたくさんあります。
でも自分で選んだこの状況は、寂しくて孤独で惨めに思うこともあるけど、居心地がいいです。自分の価値観の輪郭がすこし、ほんの少しわかったような、そんな心地よさです。
何かを選べば、何かを放棄することになりますね。その選んだほうで良かったと思える確率をあげて生きていきたい。放棄したほうは、必要であればきっとまた巡り会うと思って、今はこの手から離す事にします。そうする事でエネルギーの純度も精度も上がるんだと思います。
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