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モロッコ エッサウィラの素晴らしさを伝えたい

モロッコ旅行といえば、日本ではフェズ・マラケシュ・シャウエンが人気だが、ヨーロッパの皆さまからの圧倒的支持を得ている街がエッサウィラだ。

今、私たちもエッサウィラに宿を移動し1ヶ月が経ったところだが、不満が特に思い付かないほど快適な日々を送れている

今日はそんなエッサウィラをざっくりと紹介しようと思う。

エッサウィラの場所

エッサウィラは、アルファベット表記だと「Essaouira」と書く。
モロッコ南部に位置する港町だ。

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モロッコ屈指の商業都市、マラケシュからは高速バスで3時間ほど。

カサブランカ空港からの移動だと無理をすればバスを乗り継いで1日で移動が可能だが、体力に自信がない場合はカサブランカもしくはマラケシュで1泊した方が良いくらいの距離だ。

メディナが開放的で明るい

エッサウィラの旧市街地(メディナ)は世界文化遺産に登録されている。
世界遺産に登録された理由など、細かく説明したいが今回は省略する。

簡単にいうと、エッサウィラのメディナは歴史があって、めっちゃオシャレってことだ。

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この写真、メディナの中に入ってすぐの広場だが道幅が非常に広い。
他の街のメディナはもっとエキゾチックでアラビアンなのに対し、すごく西洋風なのも特徴的だ。

メディナは基本的に迷路のように道が入り組んでおり、道幅も2メートルくらいで「いつスリにあってもおかしくない。」という状況が基本スペックのため、このエッサウィラのメディナは革命的に明るい印象を受ける。

またメディナの中のお店も、値札があるところが多い。これも珍しい。
モロッコのメディナで今まで必ずと言っていいほど付き纏っていた価格交渉を、しなくとも買い物ができるのだ。(写真を撮り忘れていた、ごめんなさい)

新鮮な海鮮が気軽に手に入る

次に魅力的な点は、新鮮な海鮮が非常に手軽に手に入るという点だ。

モロッコの人気の観光地は内陸に位置していることが多く、海鮮が売っていても完全に死んだ魚の目。ってことが多々ある。

その反面、ここエッサウィラは港町なので、毎日魚市場が開催されている。
その日に獲れた新鮮な魚介類が売られているのだ。

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こちらが、漁港近くの広場で開催されている魚市場の様子。
カモメさんの数がものすごい。新鮮な証拠だ。

この台車のようなものの上に魚や貝、エビやカニなどが競い合うように売られている。

現地人よりはやはり少々高値で売られている印象はあるものの、例えばエビ10尾は250円くらいで購入が可能だ。
毎日朝に獲った魚を売っているので、鮮度は抜群である。
私は北海道の港町出身なので、海鮮が食べられるのは非常に嬉しい。

ほぼ毎日快晴、暑すぎず寒すぎない気候

モロッコといえば、朝晩の温度差が激しく、夏は40℃越えの気候になる地域が多い。
砂漠地帯だからそれが当たり前なのだが、エッサウィラは逆に日本(関東)と比べても非常に住みやすい気候だと感じる。

2月の現在でも、最高気温20℃、最低気温10℃なのだ、暖かい。
一方夏は最高気温26℃、最低気温15℃らしい、涼しい…!

年中通して気温の落差が少ないエリアなのである。そして雨が全然降らない。
基本的に毎日快晴、洗濯物が非常に良く乾く。

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日本は冬の日照時間が少なく、冬季うつ病と言われる症状もあるほど気分が沈みやすい暗い日が続く。

しかしここエッサウィラではその心配は全然ない。
アフリカらしいギラギラとした太陽からたっぷりエネルギーを吸収できる毎日は悪くない。

ちなみに風の強い日が多いので、「風の町エッサウィラ」というキャッチコピーもあるらしい。繰り返すが、洗濯物がよく乾くので最高だ。

サーフィンも盛んだ。波はそこまで高くないようで、通常のサーフィンよりもカイトサーフィンが主流のようだ。

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遠目からの写真だが、このパラシュートみたいなもので風を受けてサーフィンを楽しんでいる人が多い。
結構な人数が2月のこの季節でも遊んでいる。

お酒が気軽に飲める(アルコール提供店が多い)

この目次をモロッコで書ける日が来るとは思っていなかった。感無量だ。

イスラム教徒が約9割を占めるモロッコでは、アルコールの販売・レストランでの提供が極端に少ない。ほとんどのお店にアルコールは存在しない状態である。

酒好きな私たち夫婦にとってはこのイスラムの文化は死活問題。
シャウエンでは唯一コロナ禍でも営業していたバーに、高いお金を払って飲みに行ったりもしていた。

それがエッサウィラでは、他の街に比べて比較的手軽に手に入る。
アルコールを販売しているお店が多くあるのだ。

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まずは、街の端の方にフランス系スーパー「カルフール」がある。
ここではモロッコ産のワインが1本400円から入手が可能だ。今の宿からは歩いて20分程度なので、たくさんワインを買いたい時はここに来ている。

他にメディナ以外の街の中(新市街と言う)にも、ひっそりと3つほど酒屋がある。ここではワインが1本550円ほど。
ビールは350ml缶で安いものだと150円くらい。アルコールの種類はまた違う記事で詳しく書こうと思う。

そして何より、外で飲める店がある。しかも生ビールがある。

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ビーチ沿いにヨーロッパからきた観光客向けの店がいくつかあり、海を眺めながらテラス席でお酒が飲めるのだ。
アルコールの価格は、日本より少し割高かも。生ビール500mlで800円ほど。

日本ではテラスで飲むところがたくさんあるけど、モロッコでは初めてお目にかかった。エッサウィラ以外ではなかなか存在しないかもしれない。

ここは白人の皆さまがたくさんいるので、ものすごく流暢なイギリス英語を話すお兄さんお姉さんと仲良くなれる。
基本モロッコはアラビア語とフランス語が公用語のため、英語でコミュニケーションが取れる場所があると言うのもかなりプラスポイント。

最後に、気をつけたいこと

まだまだ書きたいおすすめポイントはあるものの、長くなってしまうのでこの辺りにしておこうと思う。

最後に、住んでいて気をつけた方が良いと感じたポイントをお伝えする。
といってもひとつしかない。

日射がきついので日焼け止めとサングラスは必須だ。

と言うことだ。
日本では感じられないくらい、太陽がギラギラだ。
太陽が常に本気を出している。

偏頭痛持ちの方は特に注意してほしい。
サングラスなしで10分外を歩いただけで目に入る光が強すぎて、偏頭痛がくる。

私も偏頭痛を持っており、偏頭痛専用の薬は持ってこなかったので、サングラスを入手するまでかなり苦しんだ。

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今はマスクもする必要があるので、かなり不審者だが、これが基本装備だ。

日射がきついので、日焼け止めも必須である。日本から持参してほしい。
肌が強い場合は現地の強力そうな日焼け止めを利用するのもおすすめする。

エッサウィラが素敵な街だと伝わっただろうか?
あと少なくとも数ヶ月はこの街に滞在したいと思っているので、これからも詳しい情報をなるべく書いていきたい。

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