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2人育児のピンチ、支えてくれた息子の言葉と教わったこと


ポーラさんの#育休から育業へ 企画
育業をとってよかったことについて書いてみます。


夫にも義理父母、実父母にもたくさんサポートを
してもらったけど、
2人目を産んだ後、私は4歳の息子に支えられました。

4歳の息子にたくさんの優しさをもらい、
息子と向き合うことで
自分の未熟さにも向き合えたし
まぁ、いっかの精神で
誰かに頼るときは頼る。
力を抜くときは抜くことを
学ばせてもらった。
それがよかったこと。

ピンチを乗り越えさせてくれた
息子の言葉とその時々気付かされたことについた
まとめてみました。

生後2ヶ月娘の入院から発症したママの強迫性障害。ピンとはりつめた糸をほぐしたのは繰り返し伝えてくれた「ママ、僕は大丈夫汚くないよ」

コロナ禍に娘が生後2ヶ月でRSウィルスで入院。ただでさえ、除菌に溢れた生活の中
入院したことで、ママである私が過剰に見えない菌を気にするようになってしまった。

退院直後、夫がコロナで自宅隔離しなければならなくなったのがトドメ。
退院したばかりのまだ未完治の娘と、
4歳の息子(予防接種は打てなかった当時)。
必死にマモならなければと、家中除菌する日々。

これまで気にもしなかった
買い物したもの、保育園帰りの息子の靴下、カバン、外出後の服、全部が汚く思えて、娘がハイハイし出す頃もずっと除菌シートで拭きまくったり着替えを頻繁にするようになっていた。

自分で自分の行動に疲れて、
イライラしていた日々。
息子にもたくさん当たって、
手を洗うとか着替える前に
何か家の中を触ったら怒ることもしばしば。
息子もびっくりした顔をしていたな。

あーもう嫌だなーと思い途方に暮れるたびに、
息子はおこらずいつもの調子で

「ママ、大丈夫、汚くないよこれは」
「僕も大丈夫だよ」

と言い続けてくれました。

そう言われると、あーそうかもと
一息落ち着くことができて、
でも当時は強迫性障害ぽさがあったので
そうだなと思いつつ除菌はしてしまっていた…
この言葉を発する息子の顔を思い出すと
息子なりに、イライラしたり疲れている私を見て、心配して声をかけてくれてたんだと思う。
慌てている人にこそ一言かけてあげる。
一呼吸つく時間を作ってあげる。
大事だなと。
今になってその優しさを噛み締めている。

下の子の機嫌が悪い
ご飯ができてない絶望なママに
「それ全部代わりに
 やったるわ」

小さなママがもう1人とよくいうけれど、
まさにそんな感じ。

あーやばいあーどうしよう、
というボヤキが2人目出産後増えた。
特に下の子が機嫌が悪くまだ授乳もしてる時は
自由な時間もなくてボヤいてしまっていた。

そんな時、さっと寄ってきて

「やったろか?それ全部代わりにやったるわ」

と少し誇らしげというかなんとも言えない
できるぞ顔で声をかけてくれる息子。
実際はできないことが多いんだけど
状況見て声をかけてくれるだけで
頑張ろうかと思えた。
我が子ながら、立派なこというなと。


疲れがたまって
ついにママがダウン!
横になって寝てるママに
「背中よしよししたら、
 元気になれるんだよ」


熱が出た時やコロナの予防接種がしんどすぎて寝込んだ日があった。その時そっと寄ってきて背中をヨシヨシしてくれた息子。

私:「ありがとうやさしいな」

息子:
「背中よしよししたら、元気になれるんだよ」
「〇〇くん(保育園の友達)が〇〇くんのママがしんどい時にやってあげたらすぐ元気になったっていってた」

おーーなんといい友達に恵まれているなと
思ったし、あー元気になれるように
やってくれてるんだと思うと
とても愛おしく、まだこんな小さいのに
いろんなこと見えてるんだなと思った。
きっと〇〇くんのママも子供がしんどい時に
同じように背中をさすって元気付けたんだと思う。そうやって誰かの優しさが周りに回って息子にも届き私にも届いた。
優しさの伝播。
私も息子にそんな優しさを届けられるような
接し方をしたいな。
日々の息子とのコミュニケーションが
誰かにまた回り回ってくのかもしれないな
とも気付かされた。

しまった!
給食と同じメニューだ!
ごめん!の時に
「同じでもいいよ、ママが作ってくれたご飯がおいしいから」

1ヶ月の保育園のメニューをみて被らないように献立を考えていたのが、
2人目が産まれてからそこまで
気が回らずというか、
とにかく時間かけずに作れること
優先で、毎日のご飯を乗り越えてる。
そうなると、やっぱり保育園の昼ごはんと
被ることも。
昼もカレー。夜もカレー。
昼も鶏肉。夜も鶏肉。
みたいな感じ。

申し訳なくて、申し訳なくて、
ごめんねと謝った時に、

「おんなじでもいいよ、好きやし、
ママの作ってくれたご飯おいしいし」と。

そうかそうか、そう言ってくれたら
まぁ、いいかーと罪悪感も少し消えた。
何より、おいしいって言われると
やっぱり嬉しいです。
ごめんね、と言ったのに
逆に褒めてくれた息子に感謝です。

育業をとってよかったこと


1 息子の、周囲の優しさに改めて気づけたこと

育業してると、本当に日々誰かに支えられてるなと優しさが身に染みます。その中でも息子自身の優しさをしっかり感じて気づけたことが私はよかった。普通に仕事してたらもしかしたら見落としてたかもしれない。
息子を通じて感じた優しさの伝播にも気づけた。
息子自身がよい友達に囲まれてることも知れたし、誰かの優しさに気づけた。

2 息子と向き合うことで
 自分の未熟さに気づけたこと

イライラして怒ってしまう弱さも
思い描いたように完璧にできない
自分の未熟さにも向き合えた。
向き合えたから、その上でどうしようかと考えるようにもなったし、誰かを頼ろうとするようにもなったかなと思っている。
なんでも、自分で完結しようとしていた
自分にとっては大きな成長です。

3 まぁ、いっかと思ってみて、
 頼る時には誰かを頼る。
 力を抜くときは抜くことの大切さを知ったこと

そして、何より息子の言葉を通じて
まぁ、いっか。の精神で日々を過ごす
大切さを教えてもらいました。

育児は思い通りにいかないことばかり
予期せぬハプニングなんて毎日。
いちいち真剣に受け止めてたら
気がおかしくなる。

とりあえず、予期せぬトラブルも
一旦落ち着いて受け入れる
まぁ、こんなこともあるわなー
いいかーと考えてみる。

ぴーんと張っていた心の糸が
緩んでくれるんです。

それがママにとってどんなに大切なことか。
これまで上手く緩ませ方を
知らなかった私にとっては
大切な考え方です。


育休育業中って
単純に子供と向き合えてよかった
とかだけでなく
結果として、
親が子供に育てられる
親の成長機会だよなと思う。

育休がおわって約半年。
結果論だけど、
この成長がなかったら
どうなってたんだろうと思うほど。

今回のポーラさんの投稿テーマ
で棚卸しもできてよかったです。







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