専門性を”出さない”専門家
104本目♬ 介護の専門性を考えます。
介護のオンラインコミュニティ「SPACE」の運営に関わらせていただいています。
そのイベントに音楽で介護現場の「場つくり」をするリリムジカ
その代表である柴田萌さんにお招きして、インタビュー♬
音楽の楽しみを提供する人たち
いわゆる音楽レクをしている。
レクリエーションと聞くと、どんなイメージでしょうか?
・みんなでするお楽しみ
・楽しいアクティビティ
という感じでしょうか。
そこには、
楽しまないといけない。
楽しませないといけない。
という観念が発生しそう。
~しないといけない。
のように、「せねば」価値観が発動すると、
義務が発生する。
すると、窮屈になる。
窮屈だと楽しいか??
一方、リリムジカの理念はどうなのか??
音楽療法ではなく、
ミュージックファシリテーション♬
療法という、癒す・治すというようなスタンスではなく、
場をつくる。
「レクって楽しませないといけない、という呪縛はいらない」
という言葉もありましたし、
「全く盛り上がらない時もあるけど、それはそういう流れなんだから、
無理に盛り上げようとすることはしない」
とも。
“その場”、“今この瞬間”
の雰囲気、空気感
というものを大切にしているようです。
居心地のいい”場”を作ることが目的
音楽をすること
音楽を聴かせること
これらは目的ではない、と。
いい場を作ることが目的。
音楽は、そのための手段でしかない。
たまたま、音楽が得意なので、それを使っている。
なるほど~!!
だから、ファシリテーションなのかあ。。。
やはり、何事も大切なのは、
手段ではなく、目的♬
では、ぼくたち介護の仕事の目的って??
手際の良いオムツ交換?
安全な移乗介助の技?
傾聴を適切に実践すること?
アセスメントができること?
どれも大切なこと。
それは間違いない。
でも、
たぶん、これらは手段。
居心地のいい場所を作ること
このための手段なのではないでしょうか。
ということで、
あれ?リリムジカさんと同じ??
介護技術、知識も、道具などはすべて、
きっと手段。
それ自体は目的ではない。
目的が大事。
“専門性”という名の手段。
目的のために、どの手段を使うのか。
それを、その場や相手に合わせてさりげなく使う。
この、目的に合わせて、どの手段を使うのか
こそが専門性なのかと!!
専門性を磨くことは、手段を増やすこと。
これも、大事なこと。
しかし、あくまで目的の達成が大事。
そこを忘れると、手段を振りかざす窮屈な人になってしまう。
自分の仕事の目的
これを忘れないようにしたいと思いました♬
場をつくる
いい言葉だなと思います♪♪
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