優しさだけでは救えない

介護は、優しい心が必要だと思います。

相手を想いやる気持ち、
穏やかになってもらえるような関わり、

それは基本として、持っておきたい。

しかし、それだけでは“人を救えない”
と、感じたエピソードがあります。


ちなみに、
ぼくは、優しいとよく言われます。

自分で言ってるのだから、
軽い男ですな(笑)

いや!周りが言うんだもん。
客観的な評価、、、ですよ(笑)

まだ経験の浅いころ、
同僚にこんな人がいました。

▪慣れていて仕事が早い
▪利用者さんの話をじっくり聴く姿勢はない
▪業務を早くこなして早く帰りたい
▪同僚からは仕事ができると評価高め

ああ、こんな人いるいる。
って感じかもしれません。

業務をそつなく早くこなすタイプ。

忙しい介護現場では、
手が早いことは高い評価を集めやすい。

優しいぼくは(また言ってる)、
その人の仕事ぶりを認める一方で、

もっと介護は優しくやるべき
と、少し残念な気持ちで見ていました。


そんな時に、ある利用者さんが
急に具合が悪くなりました。

そして、その彼がいたのですが、
彼への評価が一変しました!!


的確で、早い!!


優しさは変わらず感じられないけど(笑)、
ぼくより確実に的確に、利用者さんに対応してるし、看護師に報告してる。

そこで気付いた!

優しいだけじゃダメなんだ!


知識や技術が必要なことは、
もちろん知ってた。

でも、いざという時にこそ、
確かな知識と技術がないと、
「人を助けられない」
ことを感じたのです。


恐らく、彼よりぼくは、
利用者さんに好かれていた。


でも、実際に助けることができたのは
“優しくはない”彼だった


それから、月日が流れて現在。

あの頃よりは、知識も技術も増えた。

でも、まだまだ知らないことが沢山ある。


最近は、障害福祉に飛び込んだので、
喀痰吸引の研修、文字盤の研修を受けてきた。

学んで、実践して、振り返って、身に付ける。


身に付けたら、人に伝えることもできる。


介護も心技体、が揃わないと
ステキ介護職ではないんやな!


優しさは忘れず!
スキルを上げて、役に立てるようにしたいと思います。

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