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介護現場、〇〇が足りない?

介護現場でモヤモヤして
「介護は好きなのに、職場は嫌だ!」

という人が結構多いと感じています。

これは介護業界が特殊だからなんでしょうか。


一般企業は、営利目的(利益を出す)という
明確なやるべきこと、があります。

そのためにできることは、、、と逆算して
業務計画を立てている。

目的がある程度一致しているので、
細かい齟齬はあるにせよ、全体としては同じ流れに進めます。



対して介護現場は、

「利用者さんを支えること」が目的ではあるけど、
大勢の方を観なければいけなくなると、、、
画一的、管理的なケアに陥ることもある。

利用者さんの「自由」と事業者の「管理」のバランスが
事業者によって、まちまちなのです。



介護施設で言えば、かつては「寝かせきり」にして、
自由な暮らしではなく、管理していた歴史があります。

その感覚というのが、現代でも残っていて、
「介護施設の普通が、一般社会の感覚では普通じゃない」
ことも未だある。

自由に外出もできないし、
食事時間も選べない、
食事の席まで決められてる施設もある。
寝る時間も起きる時間も決められていたりもする。

大勢を観るには「管理」することも必要。
ただ、利用者さんの「自由」は犠牲になる。

そこのバランスは、事業者ごとというより
施設ごとに違う。

安全に無難に過ごしたい「管理」を重視するのか、
リスクもあるし家族への説明も必要な「自由」を重視するのか

どっちが正解とも言えない、、、


事業者としての方針が決まっていればいいけど、
”実質”決まっていない所が多いと感じています。


決まっていなければ、最前線で身体を張っている介護職は、
「管理」を重視するのか、「自由」を重視するのか

安全を取って「管理」を重視したくなると思います。

無理もないです。
責められたくないもの。


しかし、少なくとも最初は
違和感を感じていたはずです。


やがて、その環境に”慣れる”と
違和感を感じなくなります。

そうして、新しい職員が入ってきて、
その新人は違和感を感じる。

先輩は違和感を感じていない?
なんで?

と新人は思う。


ああ、ここは合わないんだ、、、


こんな流れが、あちこちで起きているんだと思います。


この先、介護人材の不足は加速すると予想されています。

魅力的な産業でなければ、優秀な人材は入ってきません。


魅力的な職場って?

人がいないからと、人を管理する職場?


やっぱり、人を大事にする職場ですよね♬


人とは、じいさん、ばあさん、障害のある人、職員
みんな同じ”人”



ノーマライゼーションという思想があります。

障害のある人でもノーマル(普通)の暮らしを送れるようにしよう
という思想です。

普通の感覚

これを”慣れ”とともに無くしがちな業界のように思います。


これをいかにキープし続けていられるか

これからの介護現場には必要なスキルのように思います。


事業者としての方針も、この「普通の感覚」に沿った
利用者目線の方針を示すべき
とも思います。


それにより、内部で仕事していても、
外部から見ても「魅力的な職場」になれる可能性が高いと思うからです。


介護を魅力あるものにしたい


というとキレイごと!って感じですが、

事業者が「普通の感覚」で方針をビシっと決めるだけで
3分の1くらいは、解決するような気もしています。

本当は、利用者さんに寄り添いたいという介護職は多いから。


みんな本質的には優しいから。

その優しさを発揮できる環境を整えさえすれば、
魅力的な職場に勝手になるような気がします。


そう上手くいくのか、、、

なんとか、実績を作っていきたいと思います☆

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