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小学校に行ってから協調性のなさが浮き彫りになった息子

登校拒否をきっかけに息子の発達障害が発覚。
ASD(自閉症スペクトラム)子育て中のマエリンです。


小学校と言えば、団体行動、集団生活。
個性よりも協調性を大事にする施設だと思っています。

みんなと同じように授業を受けられなかったり、宿題に取り組めなかったりしている息子は、もうすでに協調性はない方かもしれません。

さらに最近「集団登校イヤだ」と言うようになりました。


みんなと行動を合わせることがストレスみたいで、これも発達障害に関係あるのかな…。

小学校に通うようになってから、協調性のなさが浮き彫りになってきた息子の話をご紹介します。


「みんなでダンスを踊りたくない」

最初に『協調性がない』と感じたのは、1年生のときの運動会でした。

1年生は全員でミッキーマウス・マーチを踊るのが決まっていました。

当時は登校拒否の真っ只中だったので、体育の時間に合わせて登校し、運動会の練習風景を見学するだけ。

ミッキーの耳と白い手袋をつけて踊っている同級生たちを見て、
「オレ、絶対ダンス踊りたくない」と息子は言いました。

みんながそろって同じことをしている姿が気持ち悪かったそうです。

幼稚園のお遊戯では、楽しそうに『はなかっぱ』を踊っていたのに…。
かわいかったな。

まるで一足早くきた思春期みたいだなと思いました。


「集団登校イヤだ」

最近、『協調性がない』と感じたのは、集団登校を嫌がったときでした。

コロナの感染対策で、夏休み明けからしばらくの間、小学校の集団登校がなくなりました。

まん延防止等重点措置の期間中、児童の密をさけるため、登校時間は8時〜8時半。
その時間内に各自で登校するスタイルです。

息子は1人で登校しましたが、低学年の子ども達は保護者と一緒に登校する姿も見られました。


まん延防止等重点措置が解除となり集団登校が再開されると、
「集団登校イヤだ」と息子が言いました。

登校メンバーは7人なのですが、遅れてやってくる子が数人いるそうです。

「時間を過ぎてから来るなんて信じられない。待ってる時間がもったいない!」と息子がイライラしていたので、

「じゃあもう少し遅めに家を出たら?」と私が言うと、

「それじゃあ集合時間を過ぎちゃう」と息子はさらにイライラしました。

何度か「遅いよ」と注意をしたようですが、相手に変化はなし。

ルールにきっちり従い、完璧主義な息子からすると、時間にルーズな子に行動を合わせるのがとても苦痛なようでした。


『協調性がない』の強み

協調性がないと欠陥人間みたいですが、いいところもあります。

・自分に正直
・他人の意見に左右されない
・発想が自由
・良くも悪くも印象が強い


『協調性がない=わがままな奴』と思われても仕方がないのですが、協調性を無理強いするのもなんだか違うかなと勝手に開き直っています。

よくあるじゃないですか。
授業中に自分の意見が少数派だったとき、すごく不安になって多数派の意見に変えたら、実は多数派が間違ってたとか。

協調性とはちょっと違うかな?

でも人に合わせることに慣れすぎると、自分の意見に自信が持てなくなることってあると思うんです。


みんなに流されず自分の意見を持つことは悪いことではないし、最低限の協調性だけ身につけばいいかなと考えています。

集団登校は無理だけど、みんなと同じ登校時間内に学校に行ければいい。

ミッキーのダンスは…どうしようもないな。
だけど踊っているお友達を応援することはできます。

ミッキーマウス・マーチの練習を見た帰り道、
「みんな頑張ってたね」と息子が言いました。

協調性がなくても、他人の頑張りを認められたらそれでいいかな。


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