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登校班を抜けたい理由|コロナをきっかけにストレスが解消

登校拒否をきっかけに息子の発達障害が発覚。
ASD(自閉症スペクトラム)子育て中のマエリンです。

小学生になったら毎日、登校班で行くのが当たり前だと思っていました。

小3息子(来年度、小4から支援学級)が「登校班いやだ」と言い出してビックリ!

ネットで検索してみると、登校班を抜けたいと悩んでいる人が意外に多くて、2度ビックリしました。

登校班を利用すると
・近所の子と仲良くなれる
・防犯対策になる
・時間を守る練習になる など
さまざまなメリットがあります。

でも、息子は登校班を抜けることにしました。

登校班を抜けたい理由って何だろう?
どうやって登校班を抜けたんだろう?
と、気になっている方に向けて

この記事では、
・登校班を抜けることになった経緯
・登校班を抜けるためにやった2つのこと

についてまとめました。


登校班を抜けたい理由

①集合時間を守らずイライラ

息子の登校班は8人編成で、集合時間が決まっています。

玄関で靴を履きながら、「そろそろ行こうよって言っても、全然出発してくれないんだよね」と息子が愚痴りました。

「メンバーがそろうまで待ってたんでしょ?」と私が聞くと、「全員そろってたよ!」と鼻息荒く言う息子。

息子は完璧主義でルールに忠実な性格なので、時間通りに出発したいのですが、おしゃべりに夢中になっている子がいたり、遅れてくる子がいたりと予定時刻通りに出発できないこともよくあったそうです。

時間を守るのは大事だけど、周りに合わせて少しくらい遅れても大したことじゃないのになーと思う私とは反対に、息子にとって時間通りに行動できないのは許しがたいことみたい。

少しでも待ち時間が短くなるように、集合時間のギリギリに家を出たら?とすすめてみましたが、イライラは解消されませんでした。

ちなみにネット上では、
班長さんの親御さんが、『精一杯やってるけど周りの協力が得られず、どうしたらいいんだろう』と悩んでいました。

集合時間に集まらなかったり、行き渋る子を待っていてみんなで遅刻してしまったら、責任を問われるのは班長さんらしく…。

登校班に大人が付き添う方法もありますが、毎日となると難しいですよね。

②登校中にこづかれる

息子が登校班を嫌がるのは、出発時間が遅れる他にも理由がありました。

「列の後ろの子がちょっかいを出してくるからうざい。理由はわからないけど背中を何度も押してくる」と言いました。

「歩くのが遅かったんじゃない?」
「たまたまぶつかっちゃったんじゃない?」と私が聞いてみても、

「そんなはずはない。ちゃんと前の子についていっているし、押されたのは1回だけじゃない」と息子は答えました。

そして、「やめて」と伝えたそうです。でも相手の子は笑っているだけだと。

似たような事例はよくあるそうで、ネット上でも『ランドセルを引っ張られたり、傘で突かれたり、暴言を吐かれたりしている』という子もいるみたい。

対処法としては、親に伝える、登校班に付き添う、学校へ伝えるなど、大人の目があることを意識させるのがいいみたいです。

コロナの影響で一時的に登校班が中止

ターニングポイントとなったのは、まん延防止等重点措置が発令され、一時的に登校班が中止になった時でした。

密を避けるため、7:50〜8:30までの登校時間内に個々で登校するようになり、息子は1人で気楽に登校しました。

他の子に登校時間を左右されないし、ちょっかいを出されることもない。

息子は「これからもずっと1人で登校したい」と強く思うようになりました。

登校班を抜けるためにやった2つのこと

まん延防止等重点措置が解除となり登校班が元通りになった時、登校班を抜けたいことを申し出ることにしました。

地域や学校によって登校班の管理はさまざまなようです。
・PTA
・子ども会
・学校 など

登校班を抜けるためにやったことは2つでした。

まず1つ目は、担任の先生に連絡帳で「今後は1人で登校します」と伝えたこと。

2つ目は、班長さんのお母さんにLINEで「今後は1人で登校します」と伝えたことです。

どちらともすんなり了承されました。

登校班を抜けたら兄弟児はどうなる?

実は来年度の4月から下の娘が小学生になります。

入学説明のときに教頭先生から「息子さんは登校班を利用していませんが、娘さんはどうされますか?」と聞かれました。

息子が登校班を抜けたので、娘も登校班を利用しないのが自然な流れかもしれませんが、娘の希望は「登校班で行きたい」でした。

娘は初めてのことに不安や緊張が強いタイプです。

幼稚園に入園した時は息子と一緒だったので、すんなり登園できました。

だから、小学校も慣れるまでは息子が一緒について行ってくれたらなというのが親の本音。

そのことを教頭に伝えると「分かりました」と言われ、娘は登校班を利用することが認められました。

再び登校班を利用することも可能?

1年生になる娘が学校に慣れるまで、息子が登校班に戻った場合について教頭は、「そのまま登校班に戻ってもいいし、また別で行ってもいいですよ」と言いました。

登校班からは抜けた状態の息子ですが、名簿には名前が残っているそうです。

「またいつでも利用していいですからね」と言われました。

まとめ

周りのペースに合わせることが苦痛だった息子は、コロナの感染予防対策で一時的に登校班が中止になった時、ストレスなく登校することができました。

そして、協調性には欠けるかもしれませんが、「自分には1人で登校するのが合っている」と登校班を抜ける選択をした息子は、自分のことをよく理解できてるんじゃないかなと思います。

集団行動が苦手だったり、事情があって登校班を利用できないことがあるかもしれません。

でもそれは悪いことではありません。

登校班はなるべく安全に学校までの道のりを登校するための一つの手段です。

登校班を利用しなくても、交通ルールを守ったり、どういう場所に危険が潜んでいるのか自分で考えて行動できるようになることができるようになれば、それでいいんじゃないかなと思います。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。

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