アンコール恋愛短歌
「なにしてる」五文字に勇気ふり絞り送信押した五時間半後
桜色ネイルしたのに馬鹿な君上ばかり見て気づかないのね
初彼のあなたがくれたイヤリングお別れしたのは私の弱さ
あくび出る何人斬りだか知らないがあなたのそれは恋愛じゃない
真面目とか言われる私が今どんな下着着てるか知らないくせに
厚化粧するのはきっと怖いからほんとの私を見られることが
小雨でも「都合がいい」と肩寄せた相合傘の夜の東京
下手くそな巻き髪を見て「それ寝ぐせ?」二度としないわ綺麗の努力
少しでも君と話がしたくてさロックが好きと嘘ついたんだ
階段で差し出される手無くなれば君と別れる時だと思う
広い部屋君が忘れたマグカップ割れて仕舞えば諦めるのに
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