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"Web3"と"Web3.0"の違い【海外記事メモ】

違いなんてあるんです!?

今日はこの記事を読んでメモしたいと思います。

ふたつの言葉に違いがあるそうなのですが全然把握せずに使っていました。
今日はこの記事を読みながらふたつの言葉に本当に違いがあるのか、どんな違いがあるのかを学べたらと思っています。

本日もよろしくお願いいたします。

2つは違う言葉だぜ

Web3とWeb3.0は違います!
なぜみんなこの2つを同義にとらえているのでしょうか?まず簡単な背景から説明しましょう。

・Web1=情報の民主化

この時期に私たちは読むテキスト情報をネット上で入手することができるようになりました。

・Web2=プラットフォームの民主化

この時期に私たちはネット上で別の人との交流が行えるようになり、さらに読むこと以外にも自らがテキストを書いて情報発信ができるようになりました。

普通に考えて、インターネットはこのように継続して成長していくものと考えられていました。しかし、Web3や3.0のような特異な状況が出現し、異なる2つのインターネットの将来像が予見されているため、多くの人々が混乱するような状況となっています。

web3.0とは?

World Wide Webの発明者であるTim Berners-Leeは次世代のインターネットの進化についてこのように述べています。

Web3.0はAIとデータ交換技術によってウェブ上のすべてのデータが関連付けられることを目指しています。

そのためにはユーザーが彼ら自身の情報の交換、管理が可能な中央レポジトリがおそらく必要で、さらにその情報はすべて機械が読むことのでき、ネット上の至るところで同期されるものとなっていることでしょう。
加えて、ユーザーは自分のデータにアクセスする人とアプリケーションを管理することができるでしょう。

現在では家を引っ越す際などは、いちいちすべてのWEB上の情報を変更する必要がありました。しかし、Web3.0においては中央のレポジトリの情報1つを書き換えるだけで、FacebookやGoogle、LinkedIn、Apple Payなどの情報を更新することができるようになるでしょう。

Berners-Leeは個別管理されたインターネット上のデータはなくなり、機械が読み取り可能な情報が作られることで、WEBのポテンシャルが最大限発揮されるものと信じています。

Web3とは?

イーサリアムの共同創設者のGavin Woodはユーザーにトークンエコノミーによる真の電子的な所有権を与える手段として、分散化に焦点をあてたWEBの全く異なる進化に関してWeb3という用語を作り出しました。

中央に管理されたレポジトリを構築することよりも、ブロックチェーンのような分散型の技術によってユーザーの所有権のあり方を問うものです。
トークンやウォレットを通じて、ユーザーは自身の個人情報や資産を管理し、そこにどの人やアプリケーションがアクセスできるのかを決めることができるようになるでしょう。

現在、あなたは真の意味でデジタル資産をを所有もしていないし(プラットフォーム上のゲームの中の資産は売買できません)、あなた自身のデータも持っていません。(巨大プラットフォームがあなたの情報を売買するときに手数料を取ることはできません)
しかし、Web3の世界ではあなたのウォレットを個人の秘密鍵によって管理することで、個人情報や資産を保持することができます。アプリケーションへサインインしたり、何かを購入したり、あなたのデータに企業がアクセスすることを許可したり、個人情報を照会したり、様々なシーンが想定されます。

ユーザーに権利を与えることで、WEB3はより倫理的で民主的なWEBを作り出そうとしています。

似ているけど違うふたつのことば

ふたつの言葉には、インターネットを向上させようという努力や、データの管理の自由をユーザーに与えること、そしてより良いUXを提供したいという思いの部分は一致しています。
しかし、ここまで述べてきたように、双方の言葉にはそこへ向かうアプローチの違いがありました。

Web3.0のビジョンは2000年代初頭に考え出されていたもののそのムーブメントの勢いはなくなってしまいました。一方でWeb3はクリプト技術、特にNFTの盛況に後押しされてそこから非常に遅れて台頭してきました。

ブロックチェーン技術が浸透し、より民主的なテクノロジーが発展していくことでWeb3はインターネットを進化させ、いくつかのWeb3.0の欠陥をカバーしてくれるものとなるかもしれません。

とはいえ、まだまだこれらは黎明期です。どちらの概念もまだまだ発展途上で、次なるWEBの革命はこれらの両方の要素を含んだものとなっていくはずです。


感想:多分私達が考えている次世代インターネットはWeb3のこと

この記事によると、個人で情報を管理してプラットフォームに依存しない体制をつくることがWeb3.0と定義されていましたが、これらは中国や韓国などで国主導で国民を番号で管理することで近いことがすでに実現されているもののように感じました。
日本もだいぶ遅れてではありますが、マイナンバーを活用して色んなものがシームレスにつながっていくこととなるかもしれません。

一方で、昨今言われる次世代インターネットの議論で出てくる言葉はWeb3のことなのだな、と理解しました。
とりあえずWeb3かWeb3.0かで迷ったら前者を使えばいいのだな、と思いました。

やはり個人が持つウォレットが今後世界のパスポートになるような未来像が描かれていてワクワクします。仮想通貨暴落のニュースが世間をざわつかせていますが、自分はこの未来にかけて来年も引き続き毎月の積立を継続しようと思いました。

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@やました
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