私がムサビ通信を選んだワケ

こんにちは。前川結佳(MAEKAWA YUKA)です。
私は現在武蔵野美術大学の通信教育課程(以下ムサビ通信)に在籍しています。
この記事では、どうして私がムサビ通信へ通うことを選んだのかについてまとめていきます。


時は2016年、私が当時高校3年生の時に遡ります。
この頃の私は進学先をざっくりと「美術が学べる学校」とだけ決めて、美大・専門学校問わず様々リサーチをしていました。ネットで検索したり、進学イベントに出向いたり…。もちろん、実際にオープンキャンパスにも参加して現場の空気感・雰囲気を感じに行ったりもしました。

で、そんな時に私個人的にめっちゃくちゃ行きたい!!!!!!って感じた大学がひとつ見つかったんです。そこは「京都精華大学」。

ムサビちゃうんかい。

どうして京都精華大学に惹かれたのかというと、マンガ学部にカートゥーンコースがあったからです。カートゥーンというのは風刺漫画のことです。
私が絵を描き始めたきっかけが漫画で、社会風刺というか時事問題を取り上げて表現する人になりたいと、ちょうど高3の頃考えていたので、そんなドンピシャな専攻を行なっている大学があったことにすごく感動して、シンパシーを感じました。けれど、結局そこには進学せずムサビ通信を選ぶことになります。

やっと本題です。
さて、どうして私がムサビ通信を選んだのか、その理由はたった一言。
「学費が安かったから」

京都精華大学は私立です。公立の美術系の大学以上に学費が必要になります。
私の家庭は一般的な家庭でした。精華大学の見学の帰り、公立私立関係なく、奨学金を借りて進学して欲しいと親に伝えられました。
奨学金は借金です。私は、それを分かっていながら借りることはしたくありませんでした。

で、どうしたか。
ネットで学費が安く済んで、美術の勉強ができる場所を探しまくりました。
そして見つけたのが『武蔵野美術通信教育課程』です。

実はこの時、森美術館で行われた村上隆の五百羅漢展を観に行ったことをきっかけに現代アートと村上隆が学んだ日本画というジャンルに興味が湧いていたので、マンガだけを専攻しようとしなくてもいいという心情になっていました。


調べてみると、通信制の美術大学は京都と大阪にもあり、その中でも武蔵野美術大学の通信教育は一番古くから存在していてノウハウがあるのが自慢のひとつだとのこと。 これは大学に直接話を聞きに行きたい!と思って、大阪で開催された学校説明会と本校にも出向き、実際の学校の雰囲気を確かめに行きました。

実際に学校に足を運んでみて日本画の教授に授業内容などの話を聞いたことで、通学生たちと変わらないくらい熱量を持ってカリキュラムに取り組んでいることを知り、しかも学費は私立どころか公立の美大に行くよりも安いことを理由に、私は通信制の美大生になることを決めました。

ここにムサビ通信の学費を載せます。あくまで学費です!画材費など別途必要です。
※私は2019年までに入学したので現在の学費よりも15,000円安く済んでいます。
現在の学費は年間30万円。前期後期で分納ができます。

ちなみに国立の東京藝術大学は同じく学費だけで年間642,960円だそうです。

このムサビ通信の学費なら奨学金を借りなくても、学費を払ってあげられると親に言ってもらえ、仮に自分で払うことになってもなんとかなるだろう!と進学を決めした。

こうして私は通信制の美大生になりました。
次回からは「ムサビ通信生になってから」のことをまとめていきます。

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