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なぜ「すなおすぎる動物占いFP」なのか?

よく、いろんな人から「前川さんって何してる人なの?」と言われます。

ぼくの軸になるのは、
・FP
・動物占い
なんですが、どちらも明確に理由があって、「幸せ」のためです。(とか占いやってる保険屋が言ってたらマジやばいと思いますよねw)

なんでこれが幸せに通じると思ってるか、ちょっと長いんですが。

ぼくは田舎で育ち、何も知らないまま九州大学という頭の良い大学の、数学科という頭のおかしい学科を選びました。
理由は「何となく数学が好き」だったから、そして「親が喜びそうだったから」でした。

田舎で育つ中で感じたこと

父親は田舎の郵便局の局長で、とても固い人間で「良い大学に行き、良い会社に入れ」という親でした。
母親はそうではなく、良くも悪くも柔軟な考えだったため、よく父親と口論になり、母が好きだったぼくはいつも母の味方をしていました。
特に、お金のことでいつも口論が激しくなっており、子どもながらに「お金のことは触れちゃいけない」と強く感じていました。

そして大学時代、社交ダンス部に間違って入部し、九州では優勝し、全国大会でも決勝に入るほどのめり込んでいきました。
また学科では、なぜか数学科ながらに心理学を勉強し、教授を困らせたものでした。
たぶん、何となく「父親にレールを乗せられた感じがイヤ」という反抗の表れと、「なぜあんなに両親は喧嘩していたのか分かりたい」という子ども心の表れでした。

父に認めてほしい一心で

そして大学卒業後、一時は社交ダンスのプロを真剣に目指していましたが、どこかで「父に認めてほしい」という思いが消えず、「良い会社」と言われる母校の大学職員の道へ進みました。

その後、そこで結婚し、子どもも生まれ、順調に見えたぼくの人生は、鬱になるところから壊れ始めます。

職場第一号の男性育休取得者になって思い知ったこと

大学職員を続ける中で子どもが出来たと分かったとき、真っ先に思ったのは「自分の父のように、家族を大事にしない父親にはなりたくない」でした。
そのため、当時では前例のなかった男性の長期育休を申請し、職場での厳しい風当たりにもめげず、育休を勝ち取ります。

これであの父親のようにはならない!そう思って妻に報告したところ、「なんでろくに相談せず決めるの?私はそんなことを望んでなかった」でした。
当時は本当にショックで、鬱になっていくほどの一言でしたが、いま思うと結局、家族とのコミュニケーションをないがしろにし、自分が思う理想の父親像を家族に押し付けていただけだったのです。
そう、あの頃の父親のように。

父親になって分かった、父の愛情

よく聞くと、「子育て自体は一人でも出来るが、そのときの生活費などは大丈夫なのか、ちゃんと計算してるのか」という心配だったのですが、当時の自分は「公務員なんだしどうにかなるだろう」との回答で、妻を余計に不安にさせるだけでした。

妻の不安は至極当然なものだったのですが、子どもの頃に「お金に触れちゃいけない」と思ってからというもの、まともにお金に向き合っていなかったのです。
このとき初めて、「お金のことに向き合わないと人を不幸にする」と実感し、子どもの頃に父が母にお金の話で怒っていたかが分かりました。

結局、父も父なりの幸せの形を考えて、ちゃんと勉強して、ちゃんと良い会社に入って、ちゃんと貯金することがベストだと思い、母やぼくに伝えていただけでした。

鬱になってようやく、「父も本心では子どもの自分を愛してくれていたんだ。ただ伝え方が下手なだけだったんだ」と気づきますが、家族に入った亀裂は簡単には戻らず、数年後に結局離婚してしまいます。

家族を大事にしたくて育休を取ったのに、離婚してしまった。
結論だけ言えばそういう話ですが、あのときぼくがもっとお金に向き合っていれば。もっと相手のことを考え、自分の考え方をきちんと伝えられていれば。こういうことにはならなかったと思います。

自分を知り、相手を知り、お金と向き合い、しっかりとコミュニケーションをしなければ、家族は不幸になる。

この考えは、多くのお客様とお会いする中でより強く確信に変わっていきます。

FPとしてお客様に寄り添うために

どうすれば、分かりやすく、このことを伝えられるのか?たどり着いた答えが「FP」と「動物占い」だったわけです。

この二つには共通点があり、
・どちらも現状を把握することが重要
・人それぞれの正解がある
・本質は非常に難解だが多くの人に馴染みがある
というところです。

1人ひとりに寄り添い、その人のいまを聞きながら、自分の経験を役立てることで、相手も自分も幸せになれる。
そんな仕事に責任とプライドを持ちながら、今日も誰かの人生のお手伝いをしています。

働きづらさや男女の問題など、生きづらさを解決する糸口を一緒になって考える「パパFP」。公務員からフルコミの営業にトライし、2年で業界トップ1%のMDRTに。夢は社交ダンスで世界大会に行くこと。