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田舎流ライトアップのススメ

田舎の魅力を伝えたい
何かまちづくりのキッカケを作りたい
町の御意見番からなんかやれよと急かされて…

そうやって
ライトアップやってみよ!

って流れ多いと思います!

ちょっとでも誰かの役に立ちますよーに
今から書く内容は
僕が現場で学んできたこと

個人の意見なので
喜ぶ方もいれば、ふーんって方もいると思うので感じたことがあればコメント貰えると嬉しいです。

①あかりの展示会にならない様に注意

ライトアップの中で多いのが
竹あかりやランタン、プロジェクターなど
発光物、つまり光源を使った演出
ここで注意したいのが

その光源に頼りすぎない事

ただ、あかりを並べる

その結果
会場はどこでもいい
って感じになってしまう
こうなると、見た人の感動は一瞬だけ

田舎流ライトアップは

【なぜ、その場をかざるのか?】

田舎には歴史ある場所が多く
地元民が思い入れがある場所もある
見に来る人に何を伝えるのか?

歴史、文化、場所、木や通り
つまり
そこでやる意味を作る
何を見せて伝えるのか
ここ大事


②誰が誰と何をするのか

田舎での演出は
マンパワーが必須
誰が誰と何をするのか

例えば
神社やお寺、史跡などの場合
氏子さんや檀家さんの様な方々と一緒に飾る

などなど
いかに人を巻き込むか
例えば
樹木を照らす投光器
持ってらっしゃる方から借りたり
地元の大工さんが何か作るのもいいね!

押し付けの労働ではなく
みんなで作るということがまずは大事

全部が全部ということではなく
一部でも
一つでも
あれやったよ!
こんな事したよ!を作る

大人も子どもも
少しずつ参加
若手もベテランも
いかに関わるシーンが作れるか


③どこから人を呼ぶのか?

町内、隣市、隣県、都市、海外

来て欲しい方はいろいろあると思うが

まずは
自分の周りの人に見てもらうこと
その次に広げること

できることからコツコツと

これ絶対です



④じゃあ どうする?

場所が決まり
みんなでやっていく中で
どうやったら、綺麗に見せれるのか?
ポイント教えます!

・真っ暗にしない

ライトアップでやりがちなのが

あかりを使うからそれ以外を暗くしよう!

答えは、NOです。

煌々と明るいのはダメですが足元が確認できる明るさ

は残してください

じゃあどうするか
排除すべきは
光源から直接目に入る光
ライトがあるぞ!を見せてはいけない
黒い画用紙やプラスチック
あかりを遮る素材で隠してあげる

これだけで格段に良くなります。

・場所がわかるようにする

なぜその場なのか、ここがどこなのかわかる場所
伝えたい場所は狙ってライトアップする

神社の鳥居やお寺の名前はもちろん
建物、石碑、庭、などなど
モノの形がわかるようにする

良くやりがちなのが
建物の入り口だけ照らして屋根を照らさないと小さい建物に見えてしまう
一部を明るくするんじゃなくて
屋根の形や木の形
見せたいものは輪郭がわかる様に照らす。

昼間見えてる形を好きなものだけ選べるから
ライトアップは綺麗に見えます。

・影を使う

全部が全部前から照らすのではなく
後ろから照らし逆光を作る
メリハリを作るには効果的です。

・奥行き大事

奥行きはライトアップではすごく大事
奥行きがあると会場の空気感が良く出る

例えば
神社の本殿をライトアップするのであれば裏山もほんのり山の輪郭がわかる様に照らしてあげると
山を含めて一つの空間できる

奥行き大事よ!


・火を使う

場所によって使えないところもあるが
可能であれば
火を使う
焚き火、松明、ロウソク

人間、火はじっと見つめことができる
しかし、ライトではそうはいかない

揺れる火を見つめる
それだけでいい



と、いうことで
田舎流ライトアップは
できるだけ多くの方を巻き込み
なぜ、その場所でするのかを考え

まず、やってみること

そして。感動を共有するということ



田舎には田舎の魅力がきっとある
最後まで読んでいただきありがとうございます。
コメントなどなど
頂けると励みになります!
是非よろしくお願いします。


#元演出ディレクター
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