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小説

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小説を通じて多くの方の未来が広がるお手伝いができればと思います。勇気持ってチャレンジして欲しい。希望を持って生きて欲しい。そんな物語をお届けしていきたいと思います。
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2020年9月の記事一覧

[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第13話 それぞれの理由

[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第13話 それぞれの理由

部のメンバーへプレゼンノックへの参加を促す作戦会議を行った内藤と吉田。

時間軸とポジションを武器にして説得を試みる二人だったが・・・。

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「だから〜。スキルアップって言ったって、将来本当に使う〜?なくてもなんとでもなるんじゃないの?だってさぁ、あたしがスティーブ・ジョブズみたいにみんなの前で歩きながら話すなんて絶対ないでしょ〜。そんな社長になるみたいな

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[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第12話 道を修める

[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第12話 道を修める

前回までのあらすじ
メンバーへの説得を前に、4日目のプレゼンノックは母校のプレゼン。その後内藤と吉田はメンバー説得に向けた戦略会議を行うのだった。

<10日間プレゼンノック>

内藤からは早稲田大学、そして吉田からは東京学芸大学とそれぞれが母校のプレゼンを行った。

内藤は在学時に進むべき道を教えてくれた恩師のことを話し、吉田は在学時に打ち込んだバレーボールについてプレゼンした。

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[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第11話 プレゼンスキルを磨くことの意味

[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第11話 プレゼンスキルを磨くことの意味

前回までのあらすじ
プレゼンノックの3日目を終了した時点で、全ての課長にもこの講義を受講させるべきだと考えた内藤は残り3人の課長を説得して参加することを丸山部長に進言した。4日目のプレゼンを迎えるにあたって各課のメンバーは何を考えるのだろうか。

2課の佐々木課長、分析課の土屋課長、管理課の藤井課長を前に内藤は真剣な面持ちで向き合った。

「今日は相談なんだけど、みなさんに吉田課長が出ている丸山部

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[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第10話 静と動

[ビジネス小説]未来へのプレゼン 第10話 静と動

前回までのあらすじ
吉田課長がプレゼン力を鍛えるために丸山部長から受けたプレゼンノック。それに内藤課長が参戦。内藤はどんなプレゼンをするのか。

内藤はプロジェクターにスマホをおもむろに繋いだ。

「坂にはいろんな名前がついています。

クネクネ曲がる坂が続く道はいろは坂という名称がついていたりしますが、私の住んでいる小金井市には18箇所名前がついた坂があります。

今日、見ていただきたいのはこち

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