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研修の作り方「モヤモヤ」と「スッキリ」

こんにちは。久しぶりのnoteです。

ほそぼそと組織育成のコミュニティもしてるので、興味がある方はぜひ!

今日はとあるTwitterの話

先日、前田ゴマのツイッターに大きな反応がありました
それがこちら

「モヤモヤ」が残る研修
「スッキリ」として終わる研修

どちらが良い研修なのでしょうね。


「スッキリ」として終わる研修って?

参加者も研修依頼者(人事や経営者)が

「今日はこんな使えるスキル・ノウハウを教えてもらった!」

「今日はとってもタメになるお話を聞けた!」

「この研修でやる気がわいた!」


参加者の感情は「スッキリ」

不満や不安もなくて

疑問も質問もなくて

心はスッキリしている


ただ、残念ながら

「いい話を聞けたよー」で終わり

次の日には忘れていて

その人も、その組織も何も変わらない

ことが多い。(ように感じる)

「モヤモヤ」が残る研修って?

一方で「モヤモヤ」が残る研修って何のかというと。。。

参加者が

「これといったスキルやノウハウは手に入れていないけど」

「なんだからモヤモヤしている」

「今までの自分って、今まで組織って本当にこれでよかったのか?」

「社会人として、リーダーとして、人として、本当にこれでよかったのか?」

と、これといった確かにスキルやノウハウが手に入れていないんだけれど

モヤモヤしていて、矢印が自分に向いて、内省している

そんな状態

ただ、残念ながら

「モヤモヤ」している状況って当事者はしんどい

また、「モヤモヤ」の深さも内省するスキルも個人差があるので

人によってはめちゃくちゃ変わるけど

人によっては全く変わらず「クレーム」が入ることもある

研修依頼者(人事や経営者)は

「モヤモヤ」している様子をニヤニヤして見ていることが多い。


効果的な研修とは?

では、「モヤモヤ」と「スッキリ」どちらの研修がいいのか?

結論はどっちもよくて、どっちも悪い

メリット、デメリットがあり。向き、不向きがある

僕がよくやるのは「ニーズ・目的」を大切にしながら

「モヤモヤとスッキリ」を織り交ぜる

です!

例えば、

4月新入社員研修では

モヤモヤ1:スッキリ9で研修を構成します

この時期は覚えることが多いので、スッキリ感を大切にしながら

Why?を大切にしてもらうために、モヤモヤする問いかけをします

「チームが発達していくために、まずはコミュニケーションの量が必要です。そのために(うんたらかんたら)」

ワークして、振り返りで

「コミュニケーションのたくさん取れましたか?」

「自分にとっては十分でも、相手にとっては十分だったんですかね?」

「十分って思っているのはあなただけで、相手はどうだったか?っていう視点ってありましたか?」

モヤモヤさせてから、解説に入る


ですが、これが

会社の役員幹部候補のリーダー研修になると

モヤモヤ10:スッキリ0~1


自己を振り返ることで、あり方を磨き

理想の組織、理想の社会、視座をあげることが求められる

そんな人たちに理論とかノウハウは必要なくて

ひたすら「モヤモヤ」


ワークを通して

「なんで、この部屋の雰囲気って重たいですかね?」

「なんで、ワークで達成したのに、誰も喜ばないんですか?」

「今の「今日はここまでにしておこう」って発言って、自分たちへの甘えじゃないですか?」

「ワークの意味が分からないって、それって自分事にするのから逃げてませんか?」

とか言いながら、「モヤモヤ」させまくってます。笑

(モラハラ、パワハラにならないようにバランスを取りながら)


まとめ

Twitterへのリツイートでもありましたが
「モヤモヤ研修」がマインド系
「スッキリ研修」はスキル系

大切なのは「ニーズ・目的」を大切にしながら
「モヤモヤとスッキリ」を織り交ぜること
ただ教えるだけ、ただ内省するだけでは研修の効果は上がらない

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