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使う言葉を改善したら成績が劇的に良くなる

受験時期になり、これから冬休みの最後の追い込みをする受験生、はたまた保護者、先生、塾講師など応援する方が今まで意識していなかったとしたら早く改善したほうがいいことを紹介します。

それは「使う言葉」です

1、似ていても意味は全然違う

私の教員をやっている地区は「習熟度別クラス」という制度があります。数学だったら「基礎的な学習」と「発展的な学習」をする2つに分けて、少ない人数を手厚く指導することが目的です。私は、この2クラスの学習様子を観察して、ある決定的な違いに気づきました。

基本クラスの生徒は「苦手」「難しい」「できない」というワードを頻繁に使うということです

そんなん当たり前だ!まあ、その通りなのですが、発展クラスはできない問題があっても

「どうしたらできるの?」「どう考えたの?」「え〜なんでそうなるの?」

と聞きます。この2クラス、どちらもネガティブなことを言っているようですが、全然違います。基本クラスは「苦手だからできない」「難しいからできない」といった、「できない」に向かう言葉です。それに対して発展クラスは「どうしたらできる」「どう考えたら正解に近づく」「正しい理由が知りたい」という「できる」に向かう言葉です。

やめた方がいいワード

「苦手」「難しい」

2、言葉だけ変えたらいいの?

「言葉だけ変えたところで成績は上がらない」と言いますよね。その通りです。次にやるのは問題を解きます。ひたすら同じ問題を、私の授業では解きます。頭が悪いからできないのではないんです。今まで「できなかった」を積み重ねてきて、「嫌なイメージがこべりついている」からやりたくないんですね。

私自身、自分は英語と音楽が嫌いでした。成績も良くなかったです。でもその根本には「昔、英語の音読が死ぬほど嫌いで発表させられた時に先生にもクラスメイトにも笑われた」「中学の合唱を一生懸命歌ったけど、隣の子から、『音痴やから歌うな』と言われた」という嫌な思い出があるから、やりたくないんです。でも、今は英語も学校のALTとは何となく話せるし、音楽も好きです。過去の嫌な思い出と今のできないはあまり関係ないです。なので「やったらできる」、そして「最初のうちは、ポジティブな評価をもらう」ようにしましょう。

3、ちゃんと禁句リスト入りをして演習に励んだ生徒は成績が上がった

こういう話を繰り返ししたクラスには、自分を変えたくて改善する生徒が1人、2人と出てきます。今まで「あ〜わかんない、だって数学苦手だし」とぼやいていた生徒も「あ〜わかん・・・今のなし、できる、頑張る」と言って気づくようになってきます。そういう生徒は定期テストですが、40点くらい上がりました。そうなると、いい循環が生まれます。その後も「苦手」を封印して頑張りますし、他の生徒も「あの子もできたから自分も」のように変わり出します。

今、勉強を頑張りたいと思っている人は「自分の使っている言葉」を振り返ってみてください。

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