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北海道の冬のステルス家賃、その名も暖房費

北海道の家賃は安い。異様に安い。

どれくらいかというと、ぼくが一人暮らしで住んでいた物件が

札幌市の高級住宅地 円山公園駅 1Kマンション8畳 4万円(水道費込)
築34年。最寄りの地下鉄まで徒歩6分。スーパー徒歩3分。
大通駅(札幌No.1ターミナル駅)まで地下鉄で3駅6分。

こんな条件である。

うちの彼女が住んでいた物件も書くと

札幌市の普通の住宅地 北34条駅 ロフト部屋の1Kアパート 2.6万円(水道費別)
築32年。最寄りの地下鉄まで徒歩8分。スーパー徒歩3分。
大通駅(札幌No.1ターミナル駅)まで地下鉄で 5駅9分。

この条件だ。

新宿で同じようなワンルームの物件を調べてみると

https://suumo.jp/chintai/jnc_000076608531/?bc=100312066841
新宿から一駅離れた京王新線 初台駅 1Kアパート6畳 7.3万円(水道費別)
築35年。最寄りの地下鉄まで徒歩4分。スーパー徒歩4分。
新宿駅(東京随一のターミナル駅)まで地下鉄で1駅3分。

他にもあるが、だいたい1Kの家賃は7〜8万円前後である。

やはり東京は圧倒的に高い。住み続けるのは大変だ!

と言いたいけれど、さすがにフェアではない。

ぼくが冬の札幌で驚いたのは暖房費である。

北海道の物件にはステルス家賃の暖房費がある

北海道は物件を選ぶときに、不動産についているストーブも選ぶ。

種類は3つで「灯油」「ガス」「LP(プロパン)」の暖房からチョイスし、11月からつけ始める。

12月〜3月までの4ヶ月は1日中暖房をつけるので、これが固定の家賃となってガス暖房費という形で返ってくるのだ。

ぼくが12月の暖房費を見たところ1.5万円であった。

うちはガス暖房なので、お風呂やコンロのガス代と合わた金額だ。

ガス暖房費だけをみると、1.2万円弱なので、冬の4ヶ月間は1.2万円ほど光熱費が上がる計算である。

冬の札幌はマイナス10度までは平気で気温が下がる土地なので、暖房費をケチると生命の危機に発展する。

「こんなんじゃ住めないだろ!」と思うかもしれない。

でも北海道に勤める人には「燃料手当」がある

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でも北海道で勤めている人は11月になると、「燃料手当」という特別手当が支払われる。

だいたい3万円が振り込まれるので、「これで冬の間は乗り切ってねー!」という意味らしい。

ぼくは1日中自宅にいるフリーランスなので、暖房費も1.5万円だが、外に仕事に行く人は月1万円くらいで収まる。

そう考えると、やはり札幌の家賃は安いと言えるだろう。

ぼくのようなフリーランスは自分で暖房費を稼がないといけないので、札幌はフリーランスには厳しい街なのかもしれない。

本州から札幌に移住したい人への家賃アドバイス


もしフリーランスで札幌に移住したい人は、札幌の元の家賃から5,000円上げて計算するといいと思う。

ぼくの住んでる家はガス暖房なので、1日のつけっぱなしで12月の支払いは1.5万円。それを4ヶ月間で掛けて、12ヶ月間で割ると、月々5,000円の計算だ。

【※】LP(プロパン)のストーブはもっとバカ高いらしく、月2〜3万円するらしいので、札幌で1日中家にいる人にはオススメしない

そう考えても、札幌の家賃はプラス5,000円して1Kで4.5万円なので、圧倒的に住みやすい。

ぼくも冬の寒さを恐れていたけれど、ガス暖房のおかげで部屋の温度は22度前後に保たれている。

そう考えると、札幌の冬の部屋は東京の部屋よりも快適な気がする。

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