オーディオブックで聞く『ノルウェイの森』

オーディオブックは以前からAmazonのものを聞いている。
興味のある歴史のことを中心に聞いている。

この前、ひょんなことから村上春樹『ノルウェイの森』を聞き放題で聞いてみたい。

昔、本で『ノルウェイの森』を読んだことがあったが、どんな内容か忘れていた。

今回、このオーディオブック版を聞いてみて分かったことは、新たな楽しみ方が見つかったということだ。

小説で描かれる世界が音を通じて、耳に、頭に、脳内に出てくる。そこからの息遣いが、色が、姿が見えてくる。

そこにいるのだ。あるのだ。

最近、ライトノベルを漁るように読んでいたが、それとは全く違う現代文学の世界。

そして、昔、親がテレビを見ている中で、じっくり本を読んでいた記憶がよみがえってきた。

初めて小説を聞いて泣いたかもしれない。

さらに朗読の仕方も、それを際立たせる。

まだ試してない方は、暗闇で目を閉じて、ノイズキャンセリングのイヤホンでオーディオブック『ノルウェイの森』を聞いてほしい。

好きなことを宣伝する、これは自己満足であろう。
まあ、私のことだから勝手にこれから生きてみよう。書いてみよう。

「自分に同情するな。」