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いろんな道があっていい。一概にはいえないのだから。

五月五日におこなわれた「テソーミ教室ラフなおさらい会」に参加してきました。

テソーミ教室とは日笠雅水さん(まーこ先生)が主催されているもので、「自分やまわりの人たちの手相を観れるようになるコツ」みたいなものを教えてくださる勉強会。

コツといっても、手相観としてずっと活躍されていらっしゃるまーこ先生の、手相を見るときの基本的な考えかたや大事にしているところなども、惜しみなく、ぎゅっと絞った濃縮エッセンスを教えてもらえる。

わたしはかなり以前にテソーミ教室に通っていた。初級・中級・上級とクラスが分かれていて(中級・上級とまとめて一日で行われていたかも?)上級まで手相の見方を教えてもらった。ただ、正直に告白すると、友人や家族の手相を見る機会もそれほどなくて、教えてもらった手相の見方は忘れてしまっている。

今回は「テソーミ教室のラフなおさらい会」という催しだった。これまでにまーこ先生のテソーミ教室に一度でも訪れたことがある人が集まって、ざっくばらんに、美味しいお食事をいただきながら手相について賑やかに話そうという集い。

わたしはほとんど忘れてしまっているけれど、「ゆるく楽しみましょう」とTwitterでつぶやかれている言葉だけを頼りに、この集いに参加してきた。

表参道と渋谷のちょうど真ん中くらいにある「海月」というレストランが会場。今回のおさらい会は海月のお弁当付きということで、美味しいお弁当を食べたい気持ちがあったことも白状しておく。

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サムネイル画像は、おさらい会でいただいた海月のランチ。いろんな野菜が入っていて、毎日のランチがこのお弁当なら、おいしいうえに健康にもなる、大満足間違いなしだろう。


まーこ先生はおさらい会で「最近、手相を観ていて、わたし自身考え方というか、手相の見方が変わってきました」と述べられていました。

占いという立場上、どうしても「断定的」「決定的」な言い方を求められることが多い。けれど、果たしてそうか? その道もある、けれどこういった考え方もある。断定的な答えを出すのは、ちょっと違うようにも感じている。「一概には、言えない」そう思うようになっていると、お話しされました。

また、「自分自身の転換期っていつだろう?」と悩む方も多いけれど「いま、この瞬間が転換期だと思えばいいのよ!」とニッコニコの笑顔でお話しされていて、まーこ先生ご自身が、考え方の転換期を楽しんでいらっしゃるんだなあと、なんだか嬉しくなった。

いろんな人からアドバイスを求められたり、悩みを打ち明けられたりするお仕事をされているのに「自分自身も変わっているところ」だと、こんなにもあっけらかんと話してくださるところが、やっぱり素敵だった。

わたし自身、まーこ先生に手相を観てもらったことが何度かある。noteに書けばいいのよと背中を押してくださったのもまーこ先生だし、間詰ちひろという名前を作るきっかけになったのもまーこ先生のアドバイスから。

まーこ先生に手相を観てもらって、あれこれ相談したいというよりは、ただまーこ先生に会って、手相のことじゃなくてもいいからお話ししているうちに元気になれる。手相はひとつのきっかけに過ぎなくって「あなたには、こういう道もあるし、こういう運命もある。楽しんじゃいましょうよ!」と凝り固まっていた考えを、揉みほぐしてもらえる。そうして、帰るころには「なーんだ。全然何にも悩む必要ないんだ」と笑顔になってしまうのだ。

テソーミ教室おさらい会は、参加したみんなで、それぞれの手相を見せあいながら「わー、福々しい手のひらだ!」とか「財運線があってうらやましいね」とか、みんなでそれぞれの手相をみながら教えてもらった内容を引っ張り出すかんじ。まーこ先生に「この線は、こういった意味があります!」というような指導を受けるわけじゃない。参加したみんなで、楽しく、お互いの手のひらを見せながら楽しく過ごすひと時だった。

わたしは「じつは全然覚えていない」と白状したのだけれど、一緒にお弁当を食べたみんなも「わたしも。昨日、どんなことを教えてもらったか過去の手帳とか開いて復習してました」といってくださってホッとした。

ただ、みんな共通していたのは「自分自身の気になる線は、割と定期的に観ている」というものだった。なんとなく線が濃くあらわれてきたとか、線が薄くなってきたけれど、近くに線があらわれたとか。

自分の変わるタイミングや、人生のつながりのヒントとして日常に手相を取り入れていた。これは、わたしも同じことをしていて、「手相にでてきたから!」と妄信するわけではなく「あ、ちょっと疲れてるかも」とか「いろんな線が出てきたなあ」くらいの捉え方だ。けれど、自分の中に指針があるというか、ふと手のひらを見たときに「この線がこんなにはっきり出てるんだから、今の状況を楽しめばいいよね」と思えるのだ。


おさらい会に参加された方とも、いろいろな話をしたり、意外な共通点も見つかって、とても充実した時間だった。まーこ先生も「今日はゆるゆるで、ごめんなさいねー」と、最後は笑ってらした。

一概には言えない。

かんたんな一言だけれど、占いを生業にしている場合、「それは逃げ言葉じゃないか」と責められてしまいそうだ。けれど、まーこ先生はご自身の気持ちや、周りの環境などあらゆる観点から、この言葉を言っていこうと決意されたのだろう。

一概には言えない。だからこそ、あなただけの人生がある。それを楽しんでいきましょうよと、今回も背中を押してもらえたような気がした。






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