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ストレスと戦っても、勝てやしない。〜食べても太らないカラダがほしい11〜

前回までのお話はこちら。病院とカウンセリングはどうやら違うと初めて知った〜食べても太らないカラダがほしい10〜

ここ最近、摂食障害についてつらつらと書いてきました。わたし自身、この悩みにここまで向き合ったことはありません。どちらかと言うと「なかったこと」にしたかったので、目を背けていました。

けれど、拙いながらも文章化できたことで、自身の精神的な弱さ、ストレスの対処法を分かっていないと、改めて気付けたように思います。

おもしろくもない個人的な悩みをダラダラと書いて、それを読んでくださった方がいると思うとありがたいかぎりです。本当にありがとうございます。


わたしの摂食障害は始まりは「過激なダイエット」からスタートしました。けれど、今回思い返してみると、溜め込んだストレスのはけ口として、食べたものを吐き出す、という行為にスライドしていったようにも思います。

ストレスとの戦いかたって、本当に難しいです。何がストレスになるかも人それぞれなので、自分にあったやり方を見つけていくしかないです。

私自身、摂食障害(過食嘔吐症)がぴたりと落ち着いた心当たりが、いくつかあります。流産をしたこと。引っ越してすぐに東日本大震災にが起きたこと。夫がうつ病になったこと。そして、仕事を始めたこと。ネコを飼いはじめたこと。

一年のあいだに目まぐるしくいろいろなことがありました。良いことも、悪いことも。ストレスを感じてはいたものの、とにかく身体を動かしていないと対処できない状況ばかりでした。食べて吐いたりしている時間はもったいない。

ネコと暮らしはじめてからは、いつでもネコがそばにいて、「何か食べてるなら、ぼくもゴハンほしい! お水も飲ませて!」と訴えてきます。自分の悩みだけに掛り切りになっていられません。

ネコと暮らすといいよ、ということではなく自分のストレスに溺れてしまう時間をいかに少なくするか。それしか対処法はないのだと思います。もちろん、身体は正直で、「これはストレスが原因で発症するとしかわかってません」といわれる症状もいくつか抱えています。けれど、それはもうしかたない。摂食障害が落ち着いているなら、それでよし。今出ている症状に関しては、お薬もあるし、受け入れていくしかありません。

夢中になって何かに取り組む、というのが、私にとってストレスと戦う唯一の方法です。文章を書きつづけること。木を彫って版画を作成すること。編み物をすること。みじん切りを一心不乱におこなうのも手っ取り早いです。

夢中になって、寝る時間ももったいないと思えるくらいの物事に出会えれば。一時しのぎかもしれませんが、ストレスに溺れてしまうことが少なくなってきたなと感じます。ひとりでできて、小さくても達成感のあるもの。ここまでやった。これだけできた。小さく「よしっ」とガッツポーズをできる物事を増やしていくことが、必要なのでしょう。

自分の身体に向き合うことは大切だし、向き合ったところで全然分からないことも多いです。けれど、自分の身体は自分で守るしかないし、自分の心の平穏を保つ方法を自分で探し出すしかありません。書くのは簡単だけど、難しいことですよね。

私も日々、探り探り、やっていきます。

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