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「罪と罰」、いま読まないでいつ読むか?
今年もいろんな出版社の「夏の文庫フェア」が開催されている。
わたしは「新潮文庫の100冊」で展開されている、ちょっと高級感のある特別な装丁の文庫シリーズがすきで、買い求めることも多い。
昨年の夏も「新潮の夏、日本の夏。」というnoteを書いたのだけれど、
今年の夏は、「ついに手を出す時がきた……」と、ある種覚悟を決めることになった。
先日、「『罪と罰』を読まない」を読んで、「罪と罰」をいますぐ読みたい。というnoteを書いた。
このnoteには書かなかったけれど、「新潮文庫の100冊」に「罪と罰」がラインナップされいたら、せっかくだし読もうかなあとぼんやりと決めていた。せっかく「罪と罰」の登場人物の名前もうっすら憶えているところだし。
翻訳小説をこれまであまり読めずにいたのだけれど、その大きな理由として「登場人物の名前が長くておぼえられない」というのがある。今回は、事前に「マメ父」などちょっとしたニックネームのようなもので覚えているので、この問題はどうにかクリアしたいところ。
さらに心配な点として、ロシア文学にはこれまで一度も触れたことがない。とっつきにくいような気がしてこれまで無意識レベルで避けてきたのだと思う。しかし、これを機に少し読んでみたい。
ドストエフスキーだけではなく、自宅には昨年購入したナボコフの小説もいくつか積読としておかれている。
ウラジミール・ナボコフの小説を読んでみようかと思い立ったのは、とてもミーハーな理由からである。
宇多田ヒカルさんが「プロフェッショナル・仕事の流儀」で手に取っていたことと、昨年行われたツアータイトル「Laughter in the Dark」は、ナボコフの小説の英訳題から採用したと言っていた。
「青白い炎」と、「マルゴ」も、この夏のあいだにトライできるだろうか。できればドストエフスキーの他の小説も読んでみたいのだけれど、全体的にお話が長い。新潮文庫から発売されている「罪と罰」は上下巻である。読めなくはないし、グッと集中すれば週末で読める可能性もある。
今年の夏はロシア文学にとっぷり浸れるだろうか? さてさて、どうなることやら。
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