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すこーんと突き抜ける

ここ数日で、なんだか急にいろんなことから「突き抜けた」ような感覚になっている。スピリチュアルな話ではなく、自分の感覚の話だ。

というのも、今年の2月に父が亡くなって、どこか気が抜けてしまったような感覚がずっとあった。それは、まあ、仕方ないというか喪失感とか、そういう言葉に置き換えられるような感情だろう。

ただ、それに引きずられてというか、なんとなく身体が思うように動かないし、いろんなことでずっと悩んでしまう。

はっきりとした「これが原因です」と差し出せるようなものはないのだけれど、精神的にだらだらとした日が続いていた。

noteは平日更新していたけれど、公募に向けた小説を書くこともできなくなっていた。なんというか、イメージが湧かない。断片的なアイデアはいくつか出てくるのだけれど、それをチクチクとつなぎ合わせることができなかった。ワンアイデアだけで突き抜けられるような話なら書けなくもなかったけれど、どこか面白みに欠けるというか「で、何が言いたいの?」と自分でも首をかしげるようなアイデアばかりで、どうにも進められなかった。

いくつか「これに応募してみよう」と目標に掲げていた公募小説に、ひとつも応募できなかった。

現実の世界で起こっていることを、自分の中でうまく消化できないためか、考えはまとまらない。途中まで書いても、「あ、この先の展開、これじゃダメだ」と、途中で書けなくなってしまっていた。

精神的に参っているときは、無理にでも身体を動かしたほうがいい(わたし調べ)ので、筋トレとか、自宅でできるトレーニングも少しずつは行なっていた。けれど、それもサボりがちになっていったし、長すぎる梅雨で身体がずっとだるくって「とにかく眠りたい、身体を休めたい」という気持ちが強かった。土日のどちらかは起き上がれなくってずっと布団にくるまっている日も多かった。このままだと、鬱に引っ張られるかもしれないなと、ちょっと自分でも心配なところもあった。


ただ、それが八月に入って数日経った瞬間に、すこーんと「抜けた」感じがあった。身体のだるさも、あまり感じられないし、筋トレも「やってやるぞ」みたいな。鬱々していたのも、「ま、あんまり考えてもしゃーないか」と、突然楽観的になっていて自分でも「どうしたの、何があったの?」と不思議でならない。じわじわ回復する、という感じじゃなくて、A面/B面でがらっと曲調の変わるカセットテープみたいな感じ。(もしかして、カセットテープ知らない……?)

鈴木ワカナさんのnoteを読んでいると

「あー、そいういう時期なのかも」とも思える。また、自分のバイオリズムみたいなものも関係しているのだろう。単純に「もうすぐ夏休みだ!」と思ったからかもしれない。

なんにせよ、とりあえず、突き抜けてよかった。

ひとつ小説にも着手し始めていて、締め切りに間に合うかな? どうかな? といったところ。

「挑戦しよう」という気持ちがまた芽生えてくれたことが、ありがたい。とにかく、コツコツ手を動かそう。



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