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健康について、気をつけたいこと。

自分の身体の調子をコントロールすることは、自分でしかできないことだ。

もちろん、外的環境からストレスを受けることはある。けれど、ずっとそのストレスに身をさらし続けるか、その場所を離れるかは、自分で決めるしかない。

「一回病院で診てもらったら?」と、家族や友人がなんども訴えても、実際に足を運ぶかどうかは自分自身である。また、「一回、検査してみようか迷ってる」と言いながら、ずっと検査しないでいるということもある。実際に病院に足を運ぶこと、行動するかしないかは、自分が決めるしかない。その結果が、怖いとしても、だ。

父が身をもって、教えてくれたことでもある。


健康について気をつけなくっちゃいけないねと、具体的に母や姉と話し合ったことがある。

例えば、便秘にならないように心がけたいということ。

父の病気は、便秘になることで、自分の体の中に毒素(アンモニア)が増えてしまっていた。たかが便秘、と思うかもしれないけれど、実際に便秘が命取りになってしまっていた。血中のアンモニア濃度が高くなり、体に毒素が回ってしまう。アンモニアは毒性が高いので、体内にずっと留めておくのは避けた方が良い。

もうひとつは、筋肉をつけておくこと。

父は一月の二週目に救急車で運ばれて入院することになった。そして、その三週間後くらいに、息を引き取った。

三週間のあいだ、ずっと寝たきりだったかといえば、そうでもない。はじめのうちは、ゆっくりしか動けないけれどベッドから立ち上がることもできたし、病棟内を歩くこともできた。けれども、足がむくんでしまって、思うように動かせずに、1日の大半はベッドの上で過ごしていた。

しかし、食事制限があり、たんぱく質をあまり取ってはいけない(たんぱく質を分解する際に、アンモニアを生成するため、できる限り避ける)ことと、あまり動けない(動かない)こともあって、筋肉がどんどんと衰えていった。あっという間に歩けなくなって、あっという間に起き上がることもできなくなった。

ベッドの上で、首を左右に振ったり、小枝のように細い腕をどうにか動かして自分で食事をするぐらいしかできなくなっていたらしい。

私は、その父の痩せて動く姿にすら、会えないままになってしまった。

ただ、寝たきりになると筋肉はあっという間に衰えてしまう。それだけは、痛感している。私自身、うつ病で約二年くらい寝たきりみたいになっていた時、ちょっと出かけた次の日は、何もできないくらいにしんどかった。

なんでもいいから、とにかく足をうごかして、歩いたりしなくっちゃいけない。今のうちに筋肉を、つけておく必要がある。

便秘にならないように。筋肉を衰えさせないように。

すごく簡単そうなことだけれど、このふたつが、命取りになるってことを、私は胸に刻んでおく。


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