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つれづれなる日々のこと

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2017年11月の記事一覧

くらやみ迷路

くらやみ迷路

文化祭の思い出、といって、すぐに思い浮かぶものはどんなものだろう? 

高校三年生の受験を控えて、不安な胸の内を隠すかのように、出し物に打ち込んだときのこと。

大学生のときの、ちょっとした恋の芽があちらこちらで花開いたり、枯れてしまったりもした人間模様。

どちらにも心当たりがあるし、思い返すとちょっとだけ泣きそうになるものや、大声で「うわー、青春だったね!」と叫びたくなるほど恥ずかしくて、レモ

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選ぶもの、捨てること。

選ぶもの、捨てること。

「ちょっとさ、報告があって」
向かいの席に座った彼女は伏し目がちに、そう切り出した。

久しぶりにゆっくりお茶でもしようよと、奮発してホテルのアフタヌーンティプランを予約していた。ちょっぴりラフな格好で出掛けてしまった私は、そのホテルの雰囲気にいささか居心地が悪かった。柔らかいソファにもお尻がモジモジして落ちつかない。キョロキョロと子供みたいに「ああ、もっと、おめかししてくれば良かったかなぁ……」

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