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なぜ、わたしがこの場を欲したか?

こんにちは。鈴木です。
この研究所の言い出しっぺとして、なぜ私がこの場をつくりたいと思うに至ったかを、徒然に書かせてください^^

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「地域に対話の文化をつくりたい」
「マドレ式対話に取り組む全国の仲間と繋がれるプラットフォームをつくりたい」

わたしが、夏ラボ(https://sites.google.com/madrebonita.com/taiwa/labo01?authuser=0)に参加した時にことばにした希望です。

わたしが8~10期に参画した、NECワーキングマザーサロンプロジェクト(https://jpn.nec.com/community/ja/resources/mother.html)が、10期で一旦の終わりを迎えました。

そんな中、各地で皆さんが、個人やチームでそれぞれの希望をのせた対話の場を、どんどん自主的につくっていくさまをみて、すごく素敵だなぁと羨ましく見ていました。

自分も、サロンプロジェクトが終わっても、地元で仲間を募って対話の場をやっていきたいという希望、そして、プロジェクトのコミュニティがなくなることへの危機感が、私の中に生まれていました。

自分が対話の場をやっていくためには、地元の仲間はもちろん、

外に向かう、
「マドレ式対話のすばらしさを文化として広げていく基盤」
内を磨く、
「同じ想いをもつ各地の仲間と繋がれる場所・帰ってこられる場所」

が欲しい、持続可能な形で継続させたい、という気持ちが、生まれていたんです。

どうしてそう思い至ったんだろう?

それは、2015年、私が第一子産後に初めて認定NPO法人マドレボニータ(https://www.madrebonita.com/)に出会い、体力と言葉を取り戻すそのプログラムに稲妻のような感銘を受けたことが、すべての始まりでした。

当時産後5ヶ月、心身ともに回復したようで脳のほとんどをこどもに持っていかれていた私は、 まず体力を取り戻し、 シェアリングで、自分を主語にし、自分が大切にしたいことを、自分の言葉で語ることの貴重さ、豊かさを知りました。

それによって、パートナーシップはじめ、様々な場でのコミュニケーションがみるみる改善、というわけにはいきませんでしたが、相手に不満と感情をぶつけるだけだった私が、自分の奥のほうの気持ちから目をそらさず、こうありたいとおもっているからこうなんだ、というふうなコミュニケーションの取り方に変わっていけた、ここに「マドレ式対話」のすばらしさを知る原体験があります。

真に元気になってきた私は、そこから「私にも何か、もっと社会に貢献できることはないか」と賛助会員になり、湧いてきた「何かしたいけれど何をすればいいんだろう?」というむくむくした思いを受けとめてくれたのが、NECワーキングマザーサロンプロジェクトでした。

そこで出会った、志を同じくする地域のチームメンバーとの一体感、ともに成長していっている実感は日常に得難いものであり、また、地元地域にとどまらず、全国で想いをともにする人たちとつながって知恵を持ち寄ったり、声を掛け合い、熱さを笑われず、ジャッジされず、想いを受けとりあえるコミュニティがあったことで、場づくりに迷ったときに帰ってこられる場所の貴重さを知り、「私もやりたいと思ったことにもっと手を伸ばしてみよう」と思えるようになりました。

ここに、「マドレ式対話の場づくり」と「それを支えるコミュニティ」のすばらしさの経験があります。

「マドレ式対話」のすばらしさ
「マドレ式対話の場づくり」のすばらしさ
「コミュニティ」のすばらしさ

当時の私のような「何かしてみたいけれど、何を…」を受け止められるのが「マドレ式対話の場づくり」の活動だと思ったし、それを支えるコミュニティがほしいと思いました。そして、そういうコミュニティに自分が身を置き、これからも成長し続けたいと思ったのが、今回の発起の大きな理由です。

また、2019年春から夏にかけ、青山学院大学ワークショップデザイナー育成プログラムを履修し、そのとき学んだコミュニケーションの場づくりのデザインは、マドレ式対話、そしてその場づくりでもしっかりと実現されていたことに再度感動しました。

どんな場にしたいかを考えること、段階を置いて発語しやすくなるプログラム、メンバーどうしの振り返り…

この対話の場づくりのすばらしさを「母となってはたらく自分」だけではない世界に開いていきたい。

ぜひ、この研究所の目的に賛同してくださる皆さまと一緒に、持続可能な形で、あたらしいコミュニティを成長させ、それぞれの対話の場づくりの活動をより実りあるものにしていければ、と考えています。

最後まで読んでくださり、本当にありがとうございました。

どうぞよろしくお願いします!

(文責:鈴木かおる)

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