研究員インタビュー2020 vol.11~さおりん編~
こんにちは。広報チームのあゆみんです。研究員インタビュー第11弾です。
今回はさおりんのインタビューです。さおりんは、現在、北海道北見市にパートナーと2人のお子さんと暮らしています。そして、今春第3子を出産予定です。
さおりんは、この研究所の発起人の一人でもあり、事務局メンバーとして
研究所の運営を支えてくれています。今回はそんなさおりんに、研究所を立ち上げた理由から、オホーツクへの愛、そして、今後の野望についてお話を伺いました。
・研究所の立ち上げに関わった理由
ーさおりんは、研究所の立ち上げ時に発起人の一人としていろいろと準備をしてくれていましたが、経緯について教えてください。
2019年の春、NECワーキングマザーサロンの活動が終わるというアナウンスがあった時、私はものすごく焦っていました。このままこのサロンの活動が終わってしまったら、マドレ式対話の価値観が守れなくなる・・・と思いからでした。何度か、今後のサロンについて考える場を開いたものの、その後はじまったクラウドファンディングやマドレ式対話の場づくり@オホーツク・ラボの調整をしているうちに、時間が過ぎていました。
そんなときに、2019年の夏、つじっこ(言い出しっぺつじっこの想いが詰まった記事はこちら)が「マドレ式対話に取り組む全国の仲間と繋がれるプラットフォームのような場所をつくりたい!」と話している、と聴いたあるメンバーが、「さおりんも同じような話をしていた!」と思い出し、私とつじっこを繋いでくれました。そこから、約半年間をかけて、つじっこと、私、そして、もう一人のメンバーの計3人でミーティングを何度か行ってきました。
当時話し合っていたのは、「何をするのか?」「団体をたちあげるために何が必要なのか?」「お金はどうするのか?」「何を目指してやるんだろうか?」「入会条件はどうするのか?」など。途中、何度か議論が立ち止まることもあったけれど、2020年6月全国マドレ式対話の場づくり研究所をスタートすることができました。
ーさおりんは、今回の研究所の立ち上げは、もちろん、マドレオホーツクの
立ち上げなど、何かを立ち上げることに、ものすごい力を発揮しているように見えるのですが、もともとそういうことが得意だったんですか?
0から1にするのが大好きです!ストレングスファインダー(※1)で「未来志向(※2)」が1位の私。思い起こせば、大学生時代、学科の知人と写真サークルを立ち上げたことがあります。どうしたらメンバーが増えるのか考えて、はじめは3人だったメンバーが、最終的には20人近くになりました。でも、0から1にすることで満足してしまって、その先ではあまり力を発揮できないのが特徴です・・・。
※1 ストレングスファインダーとは・・・アメリカのギャラップ社が開発した、人の「強みの元=才能」を見つけ出すツール。Webサイト上で177個の質問に答えていき、34の資質のうち、どういう強さで表れるのか診断する。
※2 未来志向とは・・・「未来志向」の資質が高い人は、未来と未来にできることを心に描くことで、ひらめきを得る。未来についてのビジョンを語ることで、人々にエネルギーを与えるとされる。
・マドレ・オホーツク立ち上げの想い
ー学生時代からすでに0から1にする経験をされていたんですね!その後、社会人になって、結婚・出産後、北海道北見市を中心に、産前産後ケア事業の定着を目指す団体「マドレ・オホーツク」を立ち上げられましたが、この経緯について教えてもらえますか?
産後、認定NPO法人マドレボニータの産後ケア教室インストラクターの永野間かおりさんこと、かおりんの教室を北見市で受講しました。しかしながら、インストラクターのかおりんが札幌へ引っ越すことが決まりました。
かおりんがせっかく広げてくれたオホーツクエリアの産後ケア文化が、何もせずに、消えていくのが嫌だと思いましたし、何より、自分がまだまだ北見市でかおりんの教室を受講したいと思いました。そこで、札幌からかおりんを呼んで、産後ケア教室を引き続き開催してもらえるように、産後ケア教室のOGたちを集めたOG会をオホーツクでつくりたいという想いで団体を立ち上げました。
北見市では年間約600名が母となります。この規模だったら「オホーツクでは、産後ケアをうけるのが当たり前」という文化をつくれそうだと直感的に思いました。街全体で産後ケアが当たり前になるような文化をつくっていきたいし、それができる可能性をこの地域に感じています。
また、北海道ならではの特徴として、外からの人を快く受け入れる雰囲気があります。私は出身は福岡県、大学は兵庫県、東京勤務ののち、転勤で北見市にやってきたけれど、心地よく過ごせています。もし私が東京に住んでいたら、自分が頑張らなくても誰かが頑張ってくれるかもしれないけれど、ここだと人数が限られるので、自分たちがやるしかない、という気持ちにもなりますね。
・これからやってみたいこと
ーさおりんの熱い北見への想いを聞かせてくれてありがとうございます!最後に、今後さおりんがやってみたいことや、野望を教えてください。
マドレ式対話は、本当に良いものだと思っています。対話の力のすごさを感じています。一方で、コロナの影響によるオンライン開催や、担い手と参加者の世代間ギャップなど、考えていかなければならないこともあるのではないかと考えています。研究員である私たちが進化していかないと、マドレ式対話は過去のものになってしまう。私たちも成長して、いまの産後の方に届けられるように、常に新しいものを提供していけるようにしていきたいと思っています。
インタビューは以上です。
間もなく出産のさおりんに早朝からインタビューをさせてもらいました。早朝にもかかわらず、画面越しにあふれる力強い言葉に、私自身、はっとさせられることが多かったです。元気な赤ちゃんを産んで、さらにパワーアップしたさおりんが、研究所で何を起こしていくのか、今から楽しみです。
(あゆみん)
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