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「出産しても自分の人生を歩めるよ」って男女問わず伝えていきたい【宮澤千尋】〜Instructor’s File1

「産前・産後のセルフケア オンライン教室」を担当するインストラクターを紹介する「Instructor’s File」

トップバッターは宮澤千尋インストラクター(りんちゃん)です。

>>りんちゃんの個人サイト「産後ケアではつらつと」


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2019年11月、ボール指導士としてデビューしたフレッシュなりんちゃんは、現在「60分ショートコース」を担当する傍ら、12月の「4回コース」デビューに向けて、研修・研究に励んでいます。
また、事務職出身がほぼいないインストラクターズの中において、「敏腕秘書」の呼び声高く、資料の作成、期日管理、経費精算など事務方業務を一手に担ってくれています。

ぜひりんちゃんのキュートな声を、レッスンで聞いてほしい!


●「おうちの太陽」でいられると思ってた

長男の産後、保育園に入れずそれまでのアパレルの仕事を辞めました。サービス業で接客だから時短で働くのはやや厳しいかも、と思いつつ、仕事は好きだったから復帰したいなと希望がありました。でも、もともとは専業主婦のお母さんになり、「おうちの太陽」でいたいなというイメージもあったので、「保育園ダメだったけどいいや」と切り替えられると思ってた。母も専業主婦でイメージはできていたから「いけるだろう」と。

でも、夫の稼いだお金で自分の好きなものを買うとか、夫へのプレゼントも好きに買ってあげられないとか、もうそれがダメで。「働きたい、社会と関わりたい」という思いが積み重なっていきました。

もう職がないから保育園に入るための点数がない。「年の近いきょうだいで、3人ほしい」と希望もしていたので、妊娠中・産後に「無職の状態から復帰するっていつになるんだろう」と不安からそわそわした気持ちにもなりました。
第3子を授かってからはゴールが見えたし、社会に復帰できる日は確実に近づいていると思って気持ちが楽になりました。

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●産後2ヶ月での決断

産後ケア教室に第3子の産後2ヶ月目に行きました。1ヶ月健診を待たずに問合せをして、席を確保してもらっていました。高円寺や吉祥寺までバスで行く予定だったけど、ちょうど地元に「大泉学園教室」ができた! それが2018年の春、3−4月コース。4週目には「マドレのインストラクターになる」と決意していました。

「人と関わって相手が笑顔になる仕事」「自分の力で産後の体を快適にする仕事」に就きたいと思っていて「パーソナルトレーナーとかかな? でも運動経験ないしな…」と。

そんなときにマドレのメールレターで「養成コースエントリー募集中」という案内を見て。夫にそれとなく「こんなのあるんだってー」と話しをしたら「ちーちゃんにあうんじゃない?」「私もそう思ってたんだよね」で一気に挑戦することに決まりました。夏には保活、鍛錬を始めつつ、次の年(2019年)の3月に保育園内定通知、「これで晴れて養成に進めるぞ!」ってなりました。

今思うと産後1年とちょっとのあの時期に、よくあれだけのトレーニングをしたよね(笑)

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●私の力を信じてくれる

「産後女性ってなんでこんなに肩身が狭いんだろう。仕事復帰するにしても、自分のことを二の次三の次にしてしまっているような」と感じていました。それについて産後ケア教室では「そうだね、でも出産しても自分の人生を歩めるよね」と当たり前のこととして話されていました。

マドレボニータの産後ケアは「自らの人生を自分の力で歩んでいくんだ」というマインドを変えるきっかけになる。最初のきっかけにすぎないけど、心の中でずっと伴走してくれているところや、私の力を信じてくれているところが響いたなあ。
「出産しても自分の人生を歩めるよ」って男女問わず伝えていきたいと思っています。

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●インストラクターのいない場所にも届けていける!


 
産後ケア教室やオンライン教室の4回コースで、4回を通して身体を動かした後に、「自分を主語に話す」「相手の話を受け取る」「感じたことを伝え合う」という対話があるから、参加者の表情が毎週毎週変わっていくんだと思う。4週間エクササイズするだけとは違う。

「わたしは」と話すという場を私はつくる、私はファシリテーターとしてそこにいることが大事なんだと感じています。私が何かを伝えるよりも「どうやったら引き出していけるのかな」ということに気持ちが向いています。

オンラインのコースで、「対話の時間を深めるにはどうしたらいいのか」と開催した先輩たちと考えていきたいです。オンラインで4回やる難しさもあるけれども、オンラインで産後ケアのプログラムを実現していけたら、多くの人に届けられる。
地方やインストラクターがいない場所にも!

(聞き手:長野奈美


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