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毎日note129 映画「ロストアイズ」スペインホラーサスペンス系って素敵よね。

スペイン語というのは妙に魅力的だ、それいうとドイツ語もやけど。アメリカに20歳そこらで滞在していた時に転がり込んでいた家の人々がスペイン人で、いくつか教えてもらったが全て忘れてしまった。いつか勉強してみたい。そんなスペインではけっこう著名(?)なのかのヒロインが双子役を演じる本作品。失明して自殺した姉と同じ病気に犯される妹。自殺と思いきや、絶対他殺やん、で、犯人探し。隣人のおっさんと娘。眼科の先生。夫。ホテルで出会ったウェイター。近所の婆さん。警部。

全員なんか怪しい

という、誰が犯人でも納得やな、これはという妙な安心感に包まれて作品は進む。

角膜移植手術を終えた直後の全盲の姉を亡くした双子の妹が、姉の死に疑問を抱いて独自の調査を進めていく過程で、姉と同じく失明の恐怖に襲われるダーク・ホラー。『ヘルボーイ』シリーズのギレルモ・デル・トロが製作を務め、謎の死を遂げた姉と、似たような運命をたどる妹のミステリスなドラマを、観る者の神経を逆なでするようなカメラアングルで映し出す。徐々に進行する視界ゼロの恐怖演出や、予測不可能な結末に圧倒される。


・途中、退院直後やのに膝上スカートと胸元ばっさりあいたトップスとヒールってどやねん
・そこは大人しく先生のいう事聞いとけやとか
・夫のアレってどやねん。

とかツッコミどころ満載だが、ツッコマない。なぜなら

ヒロイン可愛いから、以上。

は、ともかく、ネタバレすると、誰からも存在を気にされない、否定もされない肯定もされない事にずっと不満を持って生きてきた犯人が、盲目の人と接すると、初めて自分が必要とされるというねじ曲がった感情から、主人公と一緒に生きようと犯罪に手を染めるって内容。不遇だが、わからんでもない。終わり方はある種バッドエンドでしたが美しい終わり方でしたとさ。

最後の最後テンション落ちましたが、面白い映画でした。ヒロインが手術受けた後、包帯してて見えへん感じを、そっからの登場人物の顔が見えないアングルに限定する演出も自然に不自由感あってよかった。

そして監督とヒロイン役の人が気になるので他の作品も追ってみようかと思う。

だいたいがしてハッピーエンドありがちなハリウッド産に辟易している人には斬新かもしれへん。


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