言葉、文章、詩、短歌、等

初めて詩を書き始めて多分8年ほど、短歌を詠み始めて多分7年ほど、日常的に日記をつけ始めたのは高校生の頃で、冊数は現在32冊目。

そういうのに対する価値とかを考えるのは大嫌いで、なんで綴ることについて考えるのか、というのももはや何周もしてるから飽きてるのだけど、最終的には自分で自分のことを愛せるようになれれば上等でいいのかな、って思う。

だから書き溜め続けてるノートは一冊も捨てられないし、勝手に「一生ものの財産だなあ」って最近では思ってたりするのだけども。

だけど、どれだけ価値観が動いていろんなところへ行っても、もう私から書くこと、綴っていくことを切り離すことは不可能なのかな、って思います。
中学生の時からそんな感じで、続けようという意志はどこにもなかったし、気がついたらルーズリーフにシャーペンで書きたい言葉書きなぐっていたし、何より5年ぶりに短歌詠んじゃったし。

そして、なぜ今短歌を再び詠み始めたのか。
そして、(嫌いって冒頭に書いたにもかかわらず結局やる)書くことに対してのわたしの思いを、自己紹介にかえて書かせていただきます。

・なぜ今再び短歌を詠んでいるのか

単純なきっかけは、自粛生活で暇を極めすぎて昔の日記や詩を見返し始めてしまっただけのことですが、感覚としては昔と大きく変わらなかったです。
人のことは一切考えていない、完全に自分のためです。発信する必要はないのかもしれないけど、これはたぶん令和世代特有の承認欲求なんだと気持ちは割り切っています。
だけど、こうして詠むだけで、いまだかつてのないしんどさを自分なりに和らげられているのかなあ、って思います。
青春時代の苦しさの矛先がなにかにぶちこまれるのと意味合いは一緒ですね。わたしの場合はそれが詩や短歌やポエムであった。
そしてもし、自分の作品で他の誰かがいいなと思ってくださったらそれはまた、尊いことだと思います。
いただいたいいね(noteではスキ、ですね)は大事にします。ありがとうございます。

あとこれは至極個人的な感覚なのだけど、いろいろと表現する手段はあるけど、わたしにとっては、短歌が一番自分のものを自分に一番近いところから表に出せて、作り上げられて完成できるような感覚がします。
もちろん詩や文章も大好きだけど、どこかから自分からかけ離れてゆく感覚が、書きながら次第にしてくるのです。それでも書くけど。

あと、敢えての場合がほとんどだけど、自分で書いたものではあるけどそもそも自分のものとはしてないことが多いから。だけど短歌は100%自分の感覚しか出せないと思っています。短歌に限っては、あんまり演じることが上手じゃない、自分じゃないものになりづらい。もしかしたらそうじゃない時がいずれ来るのかもしれないけれど、現在はこの通りです。  

今、詩を書く、作ることは自分のなかで相当難しい作業になっています。(作業化するレベルでの難しさ…)
だから短歌だけになっている、っていう理由にもなります。


・そして、書いてくことへのわたしの気持ちです

これは常々思うことが何年も変わらない、っていうかそれに対する新しい考えがそんなに見当たらない、ってことなのですけど、わたしにとっての「書く」は、呼吸そのもの。
沢山たくさん書いてきて、(日記だからでしょうけど)書けばいい、書くからいい、ということは決してないとはずっと前から思っていて。書くくらいじゃわたしにとってはほとんど解決しないことばかりなのだけど、書かないと真面目にぶっ壊れるのかな、という想像は容易くできるので、いき繋ぐようなつもりで書いてる、書くことで目の前のしんどみ苦しみをとりあえず消化してく流れだけど、それはそれでもいいんじゃないかな、って思います。
そのくらいの受け入れか諦めか容認、みたいものをしてきた。

もし、命のことを尊いというのなら、わたしにとっては書くということはおんなじように尊いことなのです。
だけどそれだけじゃどうしようもないことはよくわかっている。だから書きすぎないようにしています(だいたい書きすぎると「ハイーそーねー」みたいなテンションになってしまう)。それよりも、睡眠、食事、云々だよという感覚は本気で持っています。
気持ちが落ち着いていて暇な時にたくさん書ければいいかな。書けない、書きたくない時があってもそれも全然あり。(だからわたしには毎日欠かさず投稿することは不可能)

あと、研ぎ澄まされすぎた、みたいな文章(書き続ける状態に没入している時)は得てして、私にとっては酸素のうすい、呼吸の浅い文章に
なるのです。達成感と清々しさはすばらしいものだけど、結局、『リアル』からはかけ離れていると思う。

もちろんそういう、ファンタジーとかも必要だけど、100それだとそもそもの書く意味が(私にとっては)ズレている。日常の、全くのふつうに過ごしたような日の一部に、詩があってほしいと強く思います。(たぶん、だからこその書かない書けない書きたくない日があっても全然あり、になる)

あとね、これは余談だけど、ちょっとだけ、短歌がメインのムーブメントになっているパラレルワールド(という概念)に憧れています。
でもそうだとしたら例えば結局マイノリティ派だとして、その世界では(勝ち目がない、みたいな諦めで)曲作りとかしてるのかもしれないから、この世界がいいのでしょう。

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