見出し画像

ジェノヴァ🐚大気汚染・手頃なグルメ・見所

イタリア北部リグーリアの州都ジェノバ。コロンブスが生まれ育った港町。

山に囲まれたフィレンツェで暮らしている私は、久しぶりに海を見たいと思い港町ジェノヴァを訪れた。しかし、期待していたような綺麗な景色は観ることができなかった。(勝手に期待した私が悪いのだけれども)

その原因は大気汚染である。見出しの写真は高台に登り、港方面を撮ったものである。水平線が見えない。霧ではなく、空気中に塵が舞う塵が景色を霞ませている。北イタリアは工業地帯だとは聞いていたが、その影響なのだろうか。

街中では、路地を歩く際に空中を舞う塵が可視化できてしまい、ギョッとした。
同じイタリア半島でもフィレンツェではこのようなことはないから、驚いた。

ジェノヴァのネガティブな面はこの程度にして、ポジティブな面もお伝えしたい。

第一に、食べ物が美味しく、何よりお財布に優しい価格で楽しむことができる。

Zimino

一泊二日の滞在中、二回訪れた大衆食堂感溢れる賑やかなお店。

一番奥がシーフードフリット。左がタコとじゃがいものマリネ。手前がトマトサラダ。
数人で行って人数分の料理を頼んでシェアするとちょうど良い。
どれも美味しいけれど、フリットは格別。焼きたてのパンはサービス。
食後に注文したシェケラートとティラミス。
今まで飲んだシェケラートで一番だった。ティラミスもお手頃で3ユーロ。


Cavour modo 21

ジェノヴァと言えば、ジェノヴェーゼを思い浮かべる人も多いだろう。実際、ジェノヴェーゼを食べることはできるのだが、Genoveseという名前ではメニューに載っておらず、私たちがイメージするジェノヴェーゼはPestoと呼ばれている。

開店時刻に店の前に行ったらすでに行列ができていた人気店。
店内が広いため、予約しなくても並んでいたらすぐに入ることができた。

バジルとインゲン豆のペスト(ジェノヴェーゼ)パスタ 6ユーロ程

パスタ以外にも、Pesto のラザニアやミネストローネがあり、
ジェノヴェーゼ好きなら何を頼むか悩んでしまうだろう。



食べ物以外の見所も紹介していきたい。

高台へは無料のケーブルカーに乗って行くことができる。
高台からの景色。
下りは徒歩で。1時間ほど坂を下った。
下り坂の途中で見つけた可愛らしい花。
街中に戻ってきた。


ここが北イタリアであることを思い出させるスクエア。
さらに歩いて港まで。
夕暮れ時は少し雰囲気が良い。横浜と似ていると感じた。
PORTO ANTICO は「古代の港」を意味する。神戸にもこんなオブジェがある。

国内最大、ヨーロッパでは二番目の規模を誇るジェノヴァ水族館。


お掃除中のロープで遊んでいる。
入場料は高いが、見応えは十分。
ピラニア。
アザラシ。広々とした水槽。
ジェノヴァに行くことがあったら、ぜひ訪れてみてほしい水族館。


大気汚染、という話題から始めた通り、
ジェノヴァという街の旅先としての評価はあまり高くない。
日本から時間とお金をかけてヨーロッパまで来るのだとしたら、がっかりしてしてしまうだろうと思う。
しかし、ジェノヴァ独特の街並み、手頃で美味しいグルメは魅力的であるから、ヨーロッパ内からの旅行であれば、十分満足できるだろう。
今回紹介した見所以外にも、美術館・博物館など楽しめそうな場所はあるので、北イタリアに足を運ぶ機会があったらまた訪れてもいいかな、と思う。

p. s. 文章少なめ、写真多めの記事になりました。
もう少し文章で説明があった方が面白いかな?と思う一方、写真の方が雰囲気が伝わるだろう、と思ってこの形にしました。
今後も試行錯誤しながら旅行の記事を書いていこうと思うので、目に留めて頂けたら幸いです。


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?