見出し画像

手術前日…「意気自如(いきじじょ)」

恋愛番長、石川円華(まどか)です。

病院に入院したらゴロゴロと気ままにのんびり寝ていられるのかと思っていたのに
術前なんちゃら、などなど

お腹にまん丸い◎二重丸をマジックで描かれたり(手術で切るポイントを決めているのか…)

おへそのお掃除(おへその奥に穴を開けるから)

などなど、いろいろあるんですね!


手術前夜。
もっと泣いたり、動揺したり、切なくなったりするのかなぁと思っていたのに
誰かに寄りかかりたくなったりするのかなぁと思っていたのに

いつもと同じ。
物事に左右されることがなくて
いつも通り心の持ち方が平静。

まさに意気自如(いきじじょ)。

そうか。そうか。
考えてみたらわたし、手術9回目
ビギナーではない。

手術したのは十代、二十代の頃。

最後の手術から20年くらい経つ。

わたし
25年お母さんや奥さんをやってきたから
自然と腹が据わるようになったんだなぁ。

そりゃそうですよね。
手術前に泣いたり落ち込んでいたのは
わたしが少女の頃のことですからね。

子どもが不安を抱えていたり
子どもが泣いていたら、一緒になって不安な顔をしたり
泣いて不安にさせることはできない。

お母さんは…
本当は不安を抱えていても泣きたい気持ちになっても
子どもを抱きしめて、頭をナデナデして
「大丈夫よ、大丈夫」
「ママがいるから」
「なんも心配しないで!」
と声を欠けますよね。

自分の言葉を聞いて、腹を据える。
よし、大丈夫。わたしがでんと構えなきゃ。

そんな日々を過ごしてきたから
いつの間にか
困ったことが起きてもジタバタ悩み倦ねく
往生際をわきまえた
わたしになったんです。お母さんだから。

☆☆☆

わたしは最近「どんなオバアサンになりたいんだろう」と考えるのです。

わたしは
人の痛みを斟酌できる大人で居たい。

若者にも、子どもにも、先輩風吹かさないで
「そうね、そうね、辛かったね」と寄り添って
「わたしにもそんなときがあったのよ」と受け止めて
「あなたなら大丈夫よ」と優しく笑ってあげられるオバアチャンになりたい。

☆☆☆

本当はたくさんの方から応援をいただいていて
お返事したいところですが…

わたし人から心配されず
人に安心を与えられる人になることが

今の自分の最も誠実な姿なのかなぁと思うのと。

☆☆☆

一昨日までは元気だったのに
昨日から急に元気ではなくなったんですよねー。

生理が来た。この手術をするきっかけの一つ。
生理が重いこと…出血量が尋常ではない。

生理の時はフラフラするなどの症状があり、日常生活に支障を来し
安心、安全な日常を送るのが困難になったから。

まさに、今日は痛くて重い。
だから休みます。

療用中のお供とパジャマに新調したパーカー。


毎日数ページだけこの本を読んで寝るのが日課。
様々な仕事で活躍する女性たちのアドバイスや
インスピレーションの本。

素敵な女性のメッセージばかりを集めた本です。
素敵な女性像をうんとイメージして寝るのが日課。

この本はこれからビジネスパートナーとしてお仕事をする方から教えていただいた本です。
すっかり気に入ってバイブルみたいになった。

いつも通り良本を読み「いい状態」の心で
いつも通り休みます。

☆☆☆

いつも通りの自分であることに安堵しています。

どんな嵐が来ても
いつか必ず晴れる日が来ることを知っているし

どんなに痛くても辛くても
ちゃんと元通り元気を取り戻す自分だったんだ。

「わたしはもう大丈夫だよ
心配かけてごめんね
またよろしくね」

大好きな人たちと再会する。

そんな未来を夢見て。


退院したらまた桜を見れますように。

☆☆☆

おやすみなさい。

そしてお読みくださいまして、ありがとうございます。
皆様におかれましても、明日も最良の一日でありますように。

恋愛番長 石川円華




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?