「地面師たち」に夢中になり丸一日見続けた。でも後悔はないっ!
先日ネットフリックスで話題の「地面師たち」を一気見してしまいました。
あらすじ
ハリソン山中(豊川悦司)と名乗る人物が黒幕となり地面師サギ集団によって、ニセ地主役を雇い、身分証を偽造し土地代金をデベロッパーより奪うというストーリーです。
地面師たちが目をつけたのは市場価値100億円といわれる東京港区高輪の一等地にある寺院の駐車場。
そこの地主が土地を売却したいとデマを流して飛びついたのが「石洋ハウス」の営業事業部長の青柳(山本耕史)です。
青柳は大井町の開発プロジェクトがとん挫したことにより、代替え案について社内より圧力をかけられていたところ、都内一等地が売りに出ていると聞き異例のスピードで社内決裁に手を染めていく。
みどころ
地面師詐欺は組織犯罪なんですが、これはすごくチームプレイが試されるものなのです。
豊川悦司さんがリーダー役となって、各々にそれぞれの役割を支持していきます。
小池栄子さんはなりすまし役を探す手配師、ピエール滝さんは元司法書士として法律の知識で相手を追い詰め、北村一輝さんはあやしげな情報屋として、そして影のある綾野剛さんが書類手配と当日の進行役に。
このチームプレイがなんとも、華麗なんですよ✨!!
この組織、上場できるやろ💪って思うほどに。
途中、地面師チームに憧れて入りたいという半グレ役のアントニーさんの気持ちも分かります。
そして、その組織的詐欺に巻き込まれるのが石洋ハウスの青柳です。
大きな案件がぽしゃったためそれを取り返すべく地面師たちが目をつけた土地に目がくらむんです。
ですがっ!!
青柳の焦る気持ちも分かるー!!😢💦
仕事の失敗を取り戻すため、そして同僚の嫌み(出世競争に邪魔する嫌なヤツ)に負けないために闘う姿は応援したくなるんです。
そうだ、見返してやれー!🔥
青柳負けるなー!!
って応援しながら、
ふと、あれ?
土地を手に入れるって事は詐欺に遭うことじゃ…💧と冷静になったり。
そして地面師たちの緻密で精巧な作戦の多いこと。。
地主の女性の弱みを握るために歌舞伎町に潜入したり、そもそも地主役の女性がなかなか見つからなかったり。。
後半はいよいよ石洋ハウスと土地売買にむけて面談が進むのですが、それが一難クリアしてまた一難。
そして土壇場での攻防や機転を効かせた地面師たちのアドリブの数々。
サギがバレないようにヒヤヒヤと応援をしたり、石洋ハウス見抜けよ、このままじゃ大きな損害💸になるぞ!と言ったり。
いつのまにか、どちら側にも傾いてしまうんです。
組織としての成功を願うときは地面師たち側、仕事のプレッシャーに押しつぶされそうになっている青柳に同情すると石洋ハウス側。
個人的には詐欺師集団のなかで唯一の女性キャラを演じた手配役の小池栄子さんが好きです。
男性のなかでも芯を持った気の強い女性、自分の信念(なりすまし役の選考についても自分の意見がある。詐欺だけど)を貫く姿がカッコいいなー💛と思っておりました。
主演は豊川悦司さん、綾野剛さんのダブル主演ですが男性中心の詐欺集団のなかで際立つ小池栄子さんも注目です。
時間を忘れて見入ってしまう世界観、休日におうちにこもって観てみましょう!
原作もおススメです。
お手頃な文庫本でどうぞ!
#地面師たち #ドラマ #ネットフリックス #小説