誰かがいないと幸せになれない女たち

私の友達はたいていが私と似たような人が集まるんだけど(類友)、何人かはそうじゃない人もいるんだよね。
彼女達の特徴は結婚でも恋愛でも仕事でもなんでもそうだけど、自分がほしいものを手に入れるのが下手。というか、


自分がほしいものを誰かになんとかしてもらおうと思う気持ちが強い。


不思議だよね。
マンションでも仕事でも恋人でも結婚でもお金でも、自分で手に入れる方が早いのにね(笑)。

タイミングを待つ。
そして、そのタイミングは他人が作ってくれるのを待つわけ。
じゃあ、タイミングが来なかったらどうするの?ほしいものは永遠に手に入らないじゃん!って私は思うけど、彼女達はきまってこう言う。


「諦めるしかないよね」。


なんだそれ(笑)。
「自分で納得いくまでやりきってないのに諦められるの?他力本願で満足するの?」
て、私が言うと「美聡はパワフルだからね」って言われるけど、


他人任せの人生に納得できる方がすごいわ。


こういう子達をもう少しよく知ると、その根底には自己肯定感の低さを感じられる。
自己肯定感という言葉が日常的に使われて久しいけれど、ほんと、これだと思うよ。
例えば先述の彼女達で言えば、もっと自分に自信を持って然るべき見た目や性格や能力を併せ持ってるのよ。
美人だし、スタイル良いし、お洒落だし、仕事できるし、勉強できるし、性格良いし、友達多いし、みたいな。
誰からもすかれる人ってたまにいるじゃないですか。あれ、本当にそうか?と個人的には思っているけど、彼女達はそういうタイプ。
でもね、


誰からも好かれるってことはどこかで本人は無理してるわけだからね。



誰からも好かれる人って、周りから「良い人だよね」って評価が多い。
でもさ、「全てにおいて良い人」と呼ばれることなんて根本的になくない?
人間だから誰かしらには恨まれたい嫉まれたりやっかまれたりするじゃん。それがないってことは本人は周りから好かれるために相当な気遣いをしてるってことにならないかな。
気遣いというか自分の本音を殺してるというか。
なぜ、そんなことをしてまで周りから好かれなきゃならんのだ!というと、これがまさに自己肯定感の低さなんだよね。

以前、時と場所は違うけど2人からまったく同じことを言われたことがあったの。
あの当時、2人とも恋愛に悩んでて、1人はクソつまんねえ彼氏との将来について悩み、もう1人は恋人がいないことを嘆いてた。
それに対して私が何か言ったんだよね。何を言ったかは具体的には覚えてないけど、私のことだから「そんな男、別れちゃいなよ。あなたの人生がもったいない」とか「仕事と友達がいれば良くない?」とか言ったと思う。
これを受けて彼女達はこう言ったの。

「でも、『私には彼氏いるし』って思えるし」。

「私は美聡みたいに強くないよ」とも言われたんだけど、


結婚してるとか恋人がいるってそんなにステイタスか?

自分を愛してないことが明らかで、都合の良いように使ってきて、何年付き合っても結婚してくれない男でも、いてくれることがステイタスになるのか?
お金に困らない仕事があり、友達もいて、悠々自適に暮らせるのに恋人が必須じゃなきゃ誰かに負けてるのか?
ま、その時の私は独身で彼氏いなかったけどね(笑)。


誰かがいないと幸せじゃない人生なんてあるの?

他人からどう思われるかを気にするから、彼女達は誰からも好かれる人になった。
その代償として、他人からの評価が高くないと自信を持てなくなった。
嫌われたくない、一人になりたくない、周りから寂しい人だと思われたくない気持ちが人一倍強い。
言ってしまえば、究極の見栄っ張りなんだろう。

嫌われたくないから、周りから「変な人」だと思われたくないから行動できないし、本音を言えない。
そのうち、自分が欲しかったものはあっという間に誰かの手に渡ってしまっている。
それでも彼女達は誰かが自分の為になんとかしてくれるタイミングをひたすら待ち続ける。

好機を待つなら戦略的にいかないとね。
タイミングなんて自分で作るものだと思うよ。

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