見出し画像

大観の「生々流転」が圧巻 クレーも良かった

東京国立近代美術館の「重要文化財の秘密」展と常設展に行きました。日本画、洋画、工芸などの重要文化財を展示したものです。
入口付近から行列が出来ているので何かと思ったら横山大観の大作「生々流転」を鑑賞する列でした。
40メートルを超える画巻で水の一生を描いた水墨画です。これを最初に観てしまうと、あとの鑑賞がおざなりになってしまいます。

大観の作品は他にもありました。椅子に座って八景を眺めていると無心になります。

洋画もありましたが、これはいつも常設展で観ているのでさっと通り過ごして、今回は自分でも珍しく彫像に惹かれます。

その中でも惹かれたのはこれです。金属製の12の鷹は1つ1つに表情があり、すべての作品を横一線で鑑賞できるのは今回のような展覧会ならではことでしょう。

工芸もありましたが、数は少なかったです。

企画展の後は常設展です。企画展に合わせた常設展の展示替えは楽しみの1つです。今回はパウル・クレーの作品が展示されていました。
近代美術館が所蔵しているとは知りませんでしたし、新蔵品が展示されており、意表を突かれました。
椅子に座ってクレーに浸りました。

新蔵のクレーの作品

ピカソ展の時と同じように、充実したクレーの作品の展示は意表を突かれました。近代美術館が所蔵していることも新たな発見です。
かなり気分を良くした祝日の午後でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?