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人生の夏休み 4

考え方は人それぞれ、悩むような考え方をしない人が得をしてるのかも。

夕方近くの海で出会った彼女は、沖縄の海には似合わないような~すらっと背の高いインテリ風な感じの服装で本を読んでいた。「こんにちは」と声をかけたら「新入りさん?」と返事が返ってきた。ゆっくりふんわり口調で、いろんな事を教えてくれた。まず彼女が後数日で去ってしまう事。彼女の担当はお土産屋さん管理の派遣でここに来てる事。外部なので詳しくはわからないけれど、このホテルの経営が危ないこと。やんわり「その内、いろいろわかってくると思うよ。」含み笑いが気持ち悪かった。夕食の時間は決まってないが、それぞれ調理代に用意されているおかずを取って、ご飯、お味噌汁、お茶など自分でよそって好きな場所に座って食べる感じで、新しい人が来たからの自己紹介もないので、会う人会う人に自分から声をかけた。なんだか皆素っ気無い感じだった。それがたぶん最初に出会った彼女の言葉の中に含まれている事柄が関係しているとは、あまり思わず。。。ただ素っ気無いだけのイメージを受け取ってしまった。「ここでやっていけるのか?」ふとその言葉も頭によぎった。

                               つづく

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